O・Zホイールの最高峰として、非凡な美しさと比類なきパフォーマンスを実現する鍛造ホイール「ARES HLT FORGED」とGOODYEARのフラッグシップタイヤ「EAGLE F1 ASYMMETRIC2」をインプレッションする。

(車両提供:Hitotsuyama GmbH
F1ホイールを手がけるエンジニアたちが、究極のパフォーマンスと美しさを手に入れるために、世界最高水準のテクノロジーを注ぎ込んだのが「ARES HLT FORGED(アレスHLTフォージド)」だ。

圧倒的な強度と剛性、信頼性を誇る鍛造テクノロジーを最大限に活かすためにその素材からこだわり、センターキャップにまで鍛造を採用。そして、インナーリムを肉薄化するとともに、素材組織の緻密化を向上させる「フローフォーミング技術」を用いるなどして、軽量化と高剛性を高いレベルで両立している。


そのO・Zホイールの最高峰であるARES HLT FORGEDを装着したAudi S5 Cabrioletを試乗、その実力の一端を垣間見ることができた。

Audi S5 Cabrioletに装着されたマットブラックのARES HLT FORGEDは9.5J×20インチ、インセット30mm、5穴、PCD112mmというスペック。なお、このARES HLT FORGEDにはカスタマイズプログラムが用意されており、レギュラーモデルでは飽き足らないユーザーのこだわりに応えられるというのも注目すべき点である。


組み合わせるタイヤは、GOODYEARの「EAGLE F1 ASYMMETRIC2(イーグル エフワン アシメトリックツー)」。プレミアムスポーツに求められる優れたスポーツ走行性能や高いグリップ力、そして、快適性を誇る同社のフラッグシップモデルで、サイズは255/30R20を選んだ。
さっそく走り出すと、足もとの軽さが際立っていた。標準の255/35R19に対し1インチアップとなったARES HLT FORGEDとEAGLE F1 ASYMMETRIC2の組み合わせであるが、いわゆる"バネ下重"が軽く、走行中のタイヤのバタツキも20インチとは思えないほどしっかりと抑え込まれていたのだ。

これは、鍛造とHLT(High Light Technology)を採用するARES HLT FORGEDの軽さと、材料や構造を最適化することで軽量化を図ったEAGLE F1 ASYMMETRIC2との相乗効果によりもたらされたのだろう。


おかげで、さまざまな点で良い意味で期待を裏切られ、ハイパフォーマンスタイヤとしては乗り心地は良く、ロードノイズも快適なレベルに収まっている。これなら、長距離のドライブでも疲労は少ない。

ワインディングロードでは、終始十分過ぎるほどのグリップを示し、標準で333ps、440NmというAudi S5 Cabrioletのハイパフォーマンスを余裕で受け止めてくれる。ホイール、タイヤともに高い剛性を誇るだけに、ステアリング操作に対するクルマの動きもリニアで、安心して飛ばすことができるのもうれしい点だ。


そのうえ、エレガントなAudi S5 Cabrioletのフォルムに溶け込む美しさが自慢のARES HLT FORGEDは、究極のハイパフォーマンスホイールを求めるAudiオーナーには、今後目を離せない存在になりそうだ。

(Text by Satoshi Ubukata / Photos by Masayuki Arakawa)

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