(取材協力:maniacsSTADIUM)
シーバスリンク社が発売したのは、バラストとバルブを交換する「promina HID Power Up System」と、バルブのみを交換する「promina HID Exchange Bulb 25W DLS」。いずれも純正よりも明るく白い6000Kの輝きを放つ。
この商品を発売した経緯をシーバスリンク社の香山健一氏に伺うと、「ザ・ビートルのヘッドライトが暗い、もっと明るくできないか、との声に応えるべく開発がスタートしました」という答えが返ってきた。明るさに不満を抱くユーザーが多いということなのだ。
上の写真のザ・ビートルは「promina HID Power Up System」装着後の写真。そして、下が商品のパッケージとその内容だ。
一方のpromina HID Exchange Bulb 25W DLSは「バルブのみを交換するお手軽なタイプで、純正とは異なる白い光でドレスアップが可能です」(香山氏)。価格も2万8000円とリーズナブルな設定。いずれも車検に対応する。
まずは、promina HID Power Up System Sportをザ・ビートルに装着してみる。下の写真は、右が純正のバルブとバラスト、左がpromina HIDのバルブとバラストである。特筆すべきはpromina HIDのバラストが純正とほぼ同じサイズということ。
「純正バラストと同サイズのバラストの開発に成功したことで、純正バラストと同じ位置に収めることが可能になりました。そのうえ、純正配線をそのまま使用することで、従来のコンバージョンキットのような配線の加工やヘッドライトの穴あけ加工も不要です。おかげで装着が格段に簡単になりました」(香山氏)
実際に交換作業を行ってもらった様子が下の写真だ。ヘッドライトを外して純正のバルブとバラストを取り外し......
代わりにpromina HIDのバルブとバラストに置き換えるだけという手軽さである。
純正の配線を利用するので、車両やヘッドライトの加工は本当に不要だった。
交換後の点灯写真が下で、純正のLEDポジショニングランプとのマッチングも上々だ。
その仕上がりに香山氏は「HIDバルブとHIDバラストはマッチングが重要で、Power Up Systemではバルブとバラスト双方の仕様変更を何度も行うことで最高のパフォーマンスを発揮する仕様が完成しました」と語る。
次に、promina HID Exchange Bulb 25W DLSを装着する。下の写真は、右が純正のバルブ、左がpromina HIDのバルブ。promina HIDのバルブは、先に紹介したpromina HID Power Up Systemとはまた別に開発された専用品だ。
交換後が下の写真となる。promina HID Power Up System同様、純正のLEDポジショニングランプとのマッチングはバッチリだ。
下の写真は、純正バルブ(左)、promina HID Power Up System Sport(右)、promina HID Exchange Bulb 25W DLS(左下)の輝きを比較したもの。
そして照射イメージ。上から順にpromina HID Power Up System Sport、純正バルブ、promina HID Exchange Bulb 25W DLSとなるが、ここでもpromina HID Power Up System Sportの白さと光量、また、promina HID Exchange Bulb 25W DLSの白さがわかるはずだ。
promina HID Power Up System Sport
純正バルブ
promina HID Exchange Bulb 25W DLS
このように、性能によって選べるpromina HID System for The Beetle。ザ・ビートルのヘッドライトでお悩みの方には朗報となるに違いない。
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