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【ミニ試乗記】パサートTDIハイライン
180214-Passat TDI-8.jpgクリーンディーゼルエンジン「TDI」を搭載したフォルクスワーゲン車が日本初上陸。その実力をさっそく試した。



待ちに待ったTDIがついに日本上陸を果たした。先陣を切ることになった「パサート」シリーズには、セダンとヴァリアントのそれぞれに、「エレガンスライン」と上級グレードの「ハイライン」が設定される。

モデルの概要はこちらのニュースをご覧いただくとして、今回試乗したのはセダンの上位モデル「パサートTDIハイライン」である。エクステリアはいつものパサートで、そのうえ「TDI」を示すバッジの類はいっさいないから、ガソリン車との区別はきわめて困難だ。

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インテリアもハイラインらしい上質さ溢れる仕上がり。

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メーターパネルに目をやると、回転計のレッドゾーンが5000rpmと低く、このクルマがTDIであることを知ることになる。

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190ps/40.8kgmの性能を誇る2.0 TDIエンジンをさっそく始動すると、TSIよりも明らかに大きな音でアイドリングを始める。まずはゆっくりと走り出すと、アイドリングを少し超えたくらいでも十分なトルクを発揮する2.0 TDIエンジンは、1560kgのボディをもたつくことなくスムーズに押し出してくれる。そこからアクセルペダルを軽く踏むだけで、余裕ある加速が楽しめる。

一般道で流れに乗る程度なら2000rpm以下で十分事足りてしまうが、加速中のエンジンノイズはそれなりに耳に届く。とはいっても、カラカラという音ではなく、3気筒エンジンにも似たブーンという音で、あまり耳障りでないのは救いである。巡航時に加速する場面では、軽くアクセルペダルを踏み増すだけで、素早く速度を上げるのが実に気持ちが良く、1.4 TSIよりも扱いやすい。

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高速に入ると、70km/hを超えたくらいからエンジンノイズがロードノイズに紛れるようになり、TDIの弱点が薄らいでいく。しかも6速のエンジン回転数は70km/hで1200rpm、100km/hでも1650rpmと低く、高速巡航時の静粛性に貢献する。アウトバーンなら150km/h巡航でも2500rpm弱という計算になるから、高速での移動が多いドイツのユーザーに好まれるのも理解できる。

追い越しなどの場面でアクセルペダルを大きく踏み込むと、2000rpmを超えたあたりからトルクはさらに盛り上がってくる。さらに3000rpmを超えてからは、思いのほか力強い加速がレブリミットの5000rpmまで続く。このスポーティな加速感もTDIの魅力だ。

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もちろん燃費の良さも大きな魅力で、高速をほぼ100km/hで巡航したときの燃費は21.4km/L、一般道2割、高速8割の総平均でも19.8km/Lをマーク。59Lの燃料タンクを満タンにすれば、無給油で1000km以上走るのはそう難しくはない。

パサートTDIハイラインは、ドイツ車らしいやや硬めの乗り心地で、フラット感もまずまず。ただし、18インチを履くハイラインは目地段差を通過する際などにショックを伝えることがあり、個人的にはDCCの設定を望むところだ。

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それにしても、ロングツアラーとしての資質は高く、渋滞の少ない一般道や、あるいは高速道路を使用することが多い人にはとても魅力的な選択肢となるのは確かだろう。

(Text & Photos by S.Ubukata)
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