乗り心地を犠牲にせずに気軽にローダウンが楽しめる「アイバッハ PRO-KIT」を装着した「フォルクスワーゲンT-Cross」を街に連れ出し、走りや乗り心地、そして、使い勝手の変化をチェックする。

画像1: 【Eibach】VW T-Crossで「PRO-KIT」の実力をチェック(後編)

前回のレポートでは、フォルクスワーゲンT-Crossに、アイバッハのPRO-KITダウンサススプリングを装着したことをお伝えした。

これにより、T-Crossの車高は、フロント:32mm、リヤ:28mmのローダウンとなった。あらためて街中で眺めると、ノーマルに比べてシャープで精悍な印象に変わったことがわかる。

画像: ローダウンにより、よりシャープな印象に。

ローダウンにより、よりシャープな印象に。

見た目だけでなく、その走りにも変化が……。

SUVとしては、もともと縦の動き(ピッチング)や横の動き(ロール)がよく抑えられているT-Crossだが、ローダウンの効果でさらに揺れが少なくなり、安定感が向上。その一方で、乗り心地が硬くなったり、快適さが損なわれるといったマイナス面はほとんどないのは、PRO-KITダウンサススプリングの美点である。

ところで、カタログによれば、T-Crossの全高は1,580mm(地上からルーフレールまでの高さで、ルーフアンテナの先端は含まず)。ハイルーフ車非対応の立体駐車場には高さ制限が1,550mmというところが多く、T-Crossの場合はルーフアンテナを外しても入庫できない。

しかし、PRO-KITにより約30mmローダウンを行ったことから、T-Crossを立体駐車場に入庫できるのではないかと思い、実際に試してみることにした。

ちなみに、T-Crossには、「TSI 1st」が205/60R16、「TSI 1st plus」が215/45R18というサイズのタイヤが標準で装着されるが、8speed.netの「T-Cross TSI 1st plus」では乗り心地を考えて17インチ化を行い、この際、205/55R17に交換している。これにともない、タイヤの直径が標準に比べて5〜6mm大きくなり、そのぶん全高も高くなっているので、PRO-KIT装着後の全高は約1,555mmと思われる。ギリギリというか、かなり厳しい数字である。

入庫の際には当然ルーフアンテナを外す必要があるが、これが意外に面倒。そこで、こんなアイテムを活用することにした。

それが「m+ shark Antenna」。ルーフアンテナと交換することで、アンテナ機能はそのままに、全高を抑えることができるのだ。スタイリッシュにイメージチェンジできるところも見逃せない。

画像: m+ Shark Antenna(塗装済)

m+ Shark Antenna(塗装済)

さっそく、高さが1,550mmに制限されている、スタッフがよく利用する駐車場で試してみたところ……。

慎重に入庫したところ、無事に立体駐車場に駐めることができた! PRO-KITダウンサススプリングのおかげでこれまで無理と思っていたT-Crossの駐車が可能になり、T-Crossの行動範囲は今後広がりそうだ。

画像: この立体駐車場の場合、入庫後18mmの余裕があった。

この立体駐車場の場合、入庫後18mmの余裕があった。

ただし、このT-Crossとこの駐車場の組み合わせでは“立体駐車場チャレンジ”は成功したものの、車両や製品の個体差、駐車場自体の構造によっては入らないこともあるので、実際に試される場合は十分に注意し、できれば初回は、誰かに見てもらいながら、慎重に駐車することをお勧めする。

このように、乗り心地をそのままに、見た目の変化や走りをグレードアップできるアイバッハのPRO-KITダウンサススプリング。さらに、皆さんのカーライフの悩みに対応できることもあり、車高でお悩みの方はぜひチェックしてほしいアイテムといえる。

(Text by Yuto Oshita)

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アイバッハ(Eibach)スプリング

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