150413-up-3.jpg先日、ひさしぶりに「up!」に乗ったことを書きました。その中で、「情報によると、最新版では運転席側に助手席用のスイッチが設置された」と書いたら、フォルクスワーゲンから「試乗車が用意できました」との連絡が! というわけで、またまたup!でお出かけすることに。
まずは話題のスイッチ。これまで運転席のアームレストには運転席用のパワーウインドースイッチしかありませんでした。だから、助手席側の窓をちょっと開閉したいなぁと思っても助手席のアームレストまで手と体を伸ばさなくてはならず大変。走行中の開閉は事実上不可能です。

それが、ついに助手用のパワーウインドースイッチがついたんです。これだけで、とてもシアワセな気分です(笑) 「だったら、はじめからつけておけよ」という声が聞こえてきそうですが、こうして地味に進化していくのもフォルクスワーゲンの特徴ですから、大目に見てやってください。

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スイッチを確認しただけで終わるのもなんなので、週末を利用して日帰りドライブに出かけました。あれこれ迷って決めた行き先は宮城県の松島。とくに選んだ理由はないのですが、東北出身でありながら松島には足を運んだことがなかったし、2015年3月1日に常磐道が全線開通したので、いつもの東北道ではなく、常磐道まわりで仙台、そして松島を目指すことにしたのです。

up!の1Lエンジンは決して余裕はありませんが、一旦スピードに乗れば高速走行は意外に楽。コンパクトなボディにもかかわらず、乗り心地はしっかりと落ち着いていますし、直進性も抜群。シートも、調節がいろいろついているわけではありませんが、疲れないのがすごいところです。

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常磐道は、いわきを過ぎて片側1車線になり、ときには遅いクルマにペースを乱されますが、さほど交通量が多くないことを考えるとあえて2車線にする必要はないのかも!?

それはさておき、驚いたのは広野ICと南相馬ICのあいだにモニタリングポストと線量表示板が9カ所あり、リアルタイムで線量が表示されていたことです。また、常磐富岡ICと浪江ICの間には帰還困難区域があり、車内から修復の進まない家屋がたくさん見えましたし、除染で取り除かれた土などもいたるところに置かれていました。福島県出身者として、なんとも心が痛む風景でした。

さて、天気が悪かったせいか、渋滞に巻き込まれることなく松島に到着。ただ、出発が遅かったため現地に到着したときにはすでに午後4時をまわっていて、急いで瑞巌寺五大堂などを見て帰路につきました。次はもう少し早めに家を出て、ゆっくりと観光したいものです。

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帰りは東北道を通るルート。途中、福島飯坂ICで降り、お土産やお気に入りの地酒を買って、ふたたび東北道に戻りました。

ちなみに、高速巡航時の燃費は20km/L台。タンク容量35Lのup!は、途中給油しないと帰れませんが、小食なのは寒い懐には助かります。

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このところの試乗で慣れたせいか、ASGのシフトマナーもあまり気にならなくなりました。ASG自体も進化していますし。気軽に運転できるサイズですので、街中の足にもピッタリで、長時間乗っているうちに「足クルマにいいかも!?」と思えてきました。

乗れば乗るほど好きになるクルマ......やはりup!もフォルクスワーゲンの一員でした。セカンドカーにいいなぁ(笑)

(Text by S.Ubukata)

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