140508-Oya-01.jpgイタリア直送 大矢アキオの
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歓迎光臨! 北京ショー VWグループ・コンパニオン寸評

第13回北京国際モーターショーが4月29日に幕を閉じた。フォルクスワーゲン・グループ(VWG)は「E5」と呼ばれる大きなパビリオンまるごと1館を専有、各ブランドを展開した。

フォルクスワーゲン・ブランドは昨年の上海ショー同様、中国の第一汽車・上海汽車との合弁、そして欧州工場からの輸入と、3体制で臨んだ。だが、複数のパビリオンにわかれている上海と違い、1館にまとまっているので、見学が容易だった。

さて、出展車両はすでに各メディアで紹介されているので、ここはひとつ、モーターショーのもうひとつの華・コンパニオンに関してVWグループを解説しよう。

140508-Oya-04.jpg欧州各地のショーにおいて、今日最もコンパニオンに力を入れているのはイタリア系のブランドであるが、それに続くのは、VWGでスペインを本拠とするセアトと、チェコに本社をもつシュコダである。

セアトは中国展開していないのでスタンドを設けていなかったが、シュコダは上海VWが生産を担当していることもあり、欧州ショー同様モデル/コンパニオンにかなりの気合いを入れていた。
いっぽうフォルクスワーゲン・ブランド(写真左下)やポルシェ(写真右下)は、こちらも欧州ショーと同様、モデルよりも車両説明員を充実させていた。見るからに聡明そうな女性が目立つ。

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かわって、ランボルギーニは、欧州ショーでおなじみのモデルを、なんと北京にまで連れてきてエキゾティックなムードを演出していた。

ただし個人的に最も印象的だったのは、ヴェイロン16.4グランスポールの特別仕様車「ブラックベス」を展示したブガッティ(写真下)である。ヨーロッパ各地のショーにおけるブガッティのレセプションはどこか近づきがたいイメージが漂っていて、モデルが立っていることは少ない。

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それに対して、北京のブガッティ・ブースでは、ほぼ常時モデルが脇にいて、ポーズをとっている。それどころか、レセプション担当も笑顔で迎えてくれた(冒頭の写真)。さすが世界一の自動車市場の余裕といったところか。

ちなみに、彼女たちの頑張りもきっと貢献したのだろう、今回のショー入場者数は前回2012年の80万人を上回る85万人に達した。

(文と写真=大矢アキオ Akio Lorenzo OYA)

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