100519ccl001.jpg5月9日(日)、朝6時に自宅を出発。向かった先は約1年ぶりに走る筑波サーキット。サーキット走行も昨年11月のGTI Cup Japan最終戦以来だ。
今年に入ってから、仕事が忙しくサーキット走行どころか車の整備すらロクにしていなかった。そのためアドニスさんに無理を言って前日にブレーキ周りの点検、エア抜き及びボディ下まわりのボルト類の増し締め等の作業をお願いした。

7時半過ぎに到着すると、集合時間までまだ時間はあるのに、すでに20台以上の新旧ゴルフがBパドックに集まっていた。走行準備をしている参加者から熱気が伝わってくる。ドライバーズミーティング終了後、空気圧、サスペンションの固さの調整、そしてホイールボルトの増し締めなどの最終確認を終えコースインゲートに車を移動。筑波のイメージを思いだしながらコースインを待った。

100519ccl015.jpg走行会クラス/Aクラス(タイムアタッククラス)の混走は、合計25台で行われた。Aクラスにはゴルフ5 GTIを中心に、ニュービートルやA3、そしてゴルフ6 GTIが参加している。あと一年もするとゴルフ6 GTIが走行会クラスやAクラスの中心になっているのでは?一方、走行会クラスにはゴルフ2から5、ジェッタやシロッコなどこちらもバラエティにとんでいる。ドライバーも初心者からベテランまで様々。初心者のドライバーには、事務局が個別に指導してくれるので、サーキットに縁の無かった人でも安心して参加できる環境となっている。そんな面倒見の良いところがGOLFCUPが親しみやすく感じる理由のひとつかもしれない。

さてさて、久しぶりの筑波。やはり楽しくて仕方がない。気温23度、路面温度は22度でドライ。一つ一つのコーナーを確かめつつマイペースで走り、とりあえず1分11秒台で周回を続けた。ちなみにAクラストップは9秒台のベストラップを出していた。

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走行会クラス、Aクラスの混走の後、レースクラスのフリー走行が始まった。レースクラスで個人的に気になったのは、アウディA4 2.0ターボクワトロで走っていた野間選手。あの重いボディをうまくコントロールしていて、A4でも十分に戦えることを証明した。続いてI-TECの植木選手。今やすっかりI-TECチームのエースドライバーとなった植木選手は、走りにも無駄なところが無くコーナリングスピードが高い上に安定して好タイムを重ねていく。次に、僕にとって100519ccl003.jpg100519ccl004.jpg
そして最後に、常勝スズキワークスのスズキさんが持ち込んだニューマシン。ゴルフ3のボディに、ゴルフ4の1.8Lターボをフルコンで搭載。軽量化はまだまだこれからのようで、外観は、以前のゴルフ2に比べたらとてもおとなしい感じがしたが、今後どのように変わっていくか楽しみです。肝心のタイムは、シェイクダウンしたばかりということもあり1分6秒台にとどまり、スズキさんも物足りない表情だった。しかし、走っている時のブローオフバルブの音は凄い!!国産車用との話だったが、よくある「パシュー」や「プシュー」、ではなくて「パキュン!パキュン!」と、まるでピストルのような音だった。

100519ccl007.jpg15時15分に始まったレースクラスの決勝。スタートで太田選手が4WDの利を生かしスズキ選手を1コーナーでパス。しかし最終コーナーでスズキ選手が太田選手を抜き去った後は、スズキ選手が独走態勢に入る。その後ろでは2番手3番手のデッドヒートがしばらく繰り返され、さらにまたその後方でもいくつか団子状態になりながらのデッドヒートが繰り返されるというレース展開が続いた。途中、1ヘアピンでアウト側からかぶせての追い抜きがあったシーンでは少々危険だと感じた場面もありました。ドライバーの気持ちもわからないではありませんが。ちょっときつかったかな。

100519ccl013.jpg総合優勝はスズキ選手、2位太田選手、3位村越選手の順となりました(詳しくは100519ccl012.jpg僕はといえば、2本目、3本目と、空気圧やサスペンションのセッティングなどを変えてデータを取りながら可能な限りペースアップをした。結果、どちらもベストラップが1分10秒3。あと2秒はタイムアップしないと7月のGTI Cup第2戦ではゴルフ6のカップカーと勝負にならいと思うが、まずは良い手ごたえを感じつつ筑波を後にした。今回の走行会で感じた課題は一つ。丸4年経つダンパーが抜けてきてしまっていて、適正な減衰を出してくれていないこと。そろそろごまかすのも限界か...。オーバーホールしなくては。

100519ccl011.jpgそれ以外に感じたことがあった。今回はイシカワエンジニアリングさんのiSWEEPブランドで発売されている3500シリーズを試したが、これが本当に良かった!どこが良いかといえば、効き方が変わらず最後まで同じペースでブレーキングができるところです。ブレーキタッチはガツンと効くものではなく、踏んだ分だけキッチリ効くという、いわゆるリニアな感触で自分のスタイルにはピッタリのものだったので個人的にとても好印象でした。

いよいよ、Volkswagne GTI Cup Japanも5月24日に岡山で開幕します。残念ながら開幕戦には参加できませんが、新しいゴルフ6 GTIでのシリーズがどう展開されていくのか?ゴルフ5と6の戦いはどうなるのか?今後、随時レポートするのでよろしくお願いします!

最後に、今回画像を提供してくださった上田さん、関さんご家族の皆さん、本当にありがとうございました。

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