101227milano-002_1.jpg穏やかに微笑むスラリとしたこちらの男性。オーラを拡大してみたら、「素敵・素敵......」という文字すら見えそうな雰囲気を醸し出していますが、私の高校時代からの大切な友人の旦那さま。ステファノさん。


2001年から約10年間パサートワゴンに乗り続け、現在の愛車は3台目とのこと。今年、友人に会いに初めてミラノを訪れた。友人夫婦にはとてもお世話になったのですが、イタリア北部にある世界でも名高い別荘地、コモ湖へ連れて行ってもらった時の事。途中、高速道路が渋滞してきたこともあり、「パサートワゴンをこよなく愛するワケ」をちょっとインタビューしてみました。

「数あるクルマの中で、どうしてパサートワゴンを?」
「一番の理由は、年月が経っても価値が下がらないから。」うーん、何とも堅実なご意見。そして、ステーションワゴンを選ぶのは、趣味の自転車を積むのと、彼のご両親が住むイタリア西部のサルディーニャ島で休暇を過ごす時にも荷物をたくさん積むのに便利だからだそうだ。

「気に入っているところは?」
「何と言っても快適さ、運転のしやすさ、フォルムの美しさ。フォルクスワーゲンのオートスティックはとても優れているね。使いやすいし、ステーションワゴンでありながら、まるで小型車を運転しているかのような取り回しのよさで、とにかく快適。クオリティの高さと価格のバランスが取れているのも魅力の1つだね。(毎日仕事帰りに愛車で愛妻を迎えに行って家に帰るまでの道のりは、心やすらぐ大切な時間だよ)」と。

( )の中は、友人から、仕事が終わる頃に旦那さまが職場に毎日クルマで迎えに来てくれるという、めくるめく幸福な話を聞いたうえでの私の勝手な妄想です。助手席でステファノさんのイタリア語を常に通訳してくれていた友人は、もしかしたら所どころに挟まっていたこんな甘い文句を訳さないでいたかもしれないな。という思いがよぎります。

何を質問しても、簡潔に堅実な答えが穏やかな口調で返ってくる。私はそれを居心地のよい後部座席で「ふんふん...」と聞きながら、大切な友人がやわらかな安心感の中で幸せでいることを感じて、本当によかったと思ったのでした。

男性がクルマで迎えに来てくれるのを待つ時間は、女性にとって幸せを感じる時の1つだと思います。彼女や奥さんを迎えにクルマを走らせる時、ちょっとそんな事を思ってみてはいかがでしょうか。これから本格的に冬がやってきますね。あったかくした車内に乗り込んできた彼女は、きっととても幸せ気分です。

今年も残すところあと僅か。どうぞHappyな年をお迎えください。

(Text & Phot by S.HANAMORI)

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