150609-Ota-11.jpg2015年6月6日(土)、千葉県の袖ヶ浦フォレスト・レースウェイにおいて元レーシングドライバーでモータージャーナリストの太田哲也氏が校長を務める「Tetsuya OTA ENJOY&SAFETY DRIVING LESSON with Volkswagen」が開催された。
太田哲也氏が校長を務める人気のドライビングレッスン、フォルクスワーゲンとのコラボレーションはこれが4回目になる。

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VOP(フォルクスワーゲン・オーナーズ・パス)会員の優待もあり、この日は50台あまりの参加者のうち、9割弱がフォルクスワーゲンという状況になった。

このイベントは、モータースポーツへの入口であるが、単にサーキットを速く走るためのレッスンではなく、ドライビングスキルと理論と実践により高めることでセーフティドライブを目指すところに特徴がある。
午前中は講師による座学が行われた。

まずは太田校長が運転の心構えをマナーをレクチャーする。交通事故の多くが漫然運転によって起こることや、いざというときに回避できるテクニックを身につけるうえでドライビングレッスンは有効ということを解説。そして「理論派のレーシングドライバー」になるためのテクニックを披露した。

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150609-Ota-4.jpg続いて、齊藤慎輔講師からは、一般道での安全確保には意思表示が重要と説明。自分を守るためには必ずウインカーを出すようにとアドバイスしていた。また、砂子塾長からは、サーキットでは自分の走りを記憶し、少しずつ新しい走りに挑戦する「走行記憶」が重要と教えられた。
そして午後には「ベーシックレッスンクラス」と「アドバンスレッスンクラス」に別れて走行レッスンを開始。朝方は小雨に見舞われた袖ヶ浦フォレストレースウェイだったが、走行が始まるころには路面はすっかりドライになり、参加者が思いきり走行を楽しむコンディションとなった。

「ベーシックレッスンクラス」はサーキット初心者のためのコースで、まずはパドックでスラローム走行を行い、クルマの挙動を確認。そして、齊藤講師の先導でサーキットを体験走行。多くの参加者が記念すべきサーキットデビューを果たした。

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一方、アドバンスコースでは、講師の運転による同乗走行と、先導車付きの慣熟走行でコースを頭に叩き込んだあと、フリー走行でドライビングテクニックを磨く。

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さらに、走行の途中には「アドバイスタイム」が設けられた。参加者は、テクニック向上のヒントを手に入れようと、細野講師の言葉に熱心に耳を傾けていた。

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イベントでは、1年前になくなったレーシングドライバーの山路慎一氏を追悼するトークショーとパレードランも行われた。山路氏は太田校長の命の恩人であり、レース中も「周りをリスペクト」する走りで多くのドライバーから親しまれた存在。そのドライビングスピリットを伝えたいという思いがこめられている。

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レッスン後は、併催の「スパタイGP」を観戦。「郷田鉄生」を名乗る謎の参加者の走りに会場が沸く場面もあった。

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この日はクラッシュもなく、全員が無事にレッスンを終えることができた。サーキットが危険かどうかは参加者次第。「injured ZERO」を掲げて、公道における事故ゼロを目標とするドライビングレッスンでの体験が日頃の安全運転に生かされることを願っている。

(Text by S.Ubukata)

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