091117news003.jpg2010年のGTI Cup Japanの概要が、11月15日の菅生・最終戦で明らかになった。VTA(フォルクスワーゲン・トロフィ・アソシエーション)の代表、渦尻栄治氏が表彰式で語ったもので、それによると、来年はゴルフ6のGTIを競技車両とし、年間4戦を予定するという。


■6は市販の4ドアがベース

注目のマシンは、幅広い参加を得るために、市販の4ドアGTIがベースとなる見込みだ。これまでのGTI Cupは、2ドアのGTIが競技参加を前提としてエントラントに販売されるという形だったが、来年は、ワザワザ2ドアを輸入することなく、すでに発売されている4ドアをベースとし、それにいくつかの指定部品を装着することで、参加を可能とする方向。もちろん、ワンメイクのイコールコンディションという基本を守るために、レギュレーションは厳しく設定されるようで、チューニングは基本的に不可となりそう。またまたセッティング能力が試されることになりそうだ。現在の5のカップカーも参戦できるとしている。

091117news002.JPG本国のフォルクスワーゲン・レーシングとの提携で続けられているエクスチェンジプログラムも継続される予定。これは、日本とドイツ双方のドライバーをそれぞれの国のワンメイクに招待するというもので、来年は、ポロ・カップに代わってシロッコCNG(天然ガス)のワンメイクがスタートするため、日本のチャンピオンはこれに参加することになるとしている。また、関係者によれば、サーキットトライアルも開催される可能性があるとのこと。レースには参加しないまでも、JAF公認の、いわば格式のあるタイムトライアルには、多くのフォルクスワーゲン・ファンが参加を望んでいると思われ、今後の動向が注目される。

(Text by M.OGURA)

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