150216-WRC-01.jpg2015年2月12日〜15日、WRC第2戦ラリー・スウェーデンが行われ、フォルクスワーゲンのセバスチャン・オジェが優勝した。
ラリー・スウェーデンは、21カ所、308kmのSSで行われるスノーラリー。スウェーデン南西部のハグフォースがベースとなり、一部のSSがノルウェーに設定されている。

今回、素晴らしいパフォーマンスを見せたのが、ノルウェー人ドライバーのアンドレアス・ミケルセンだ。

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フォルクスワーゲン勢は、2日目中盤まで、セバスチャン・オジェ、ヤリ-マティ・ラトバラ、アンドレアス・ミケルセンの順でラリーをリード。ところが、SS9でオジェとラトバラが大きく遅れ、オジェが4位、ラトバラは23位まで順位を落としてしまう。ここで首位に浮上したのがミケルセンだった。

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ミケルセンは3日目のSS17で首位をヒュンダイのヌービルに明け渡したものの、SS18では首位を奪還。そして、最終のSS21を2位オジェと3秒差、3位ヌービルと4.6秒差で迎えることになる。

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ここで逃げ切れば初優勝というミケルセンだったが、痛恨のスピンを喫し、惜しくも優勝を逃し3位に終わった。一方、オジェはこのSSでトップタイムをマークし逆転優勝、今季2勝目を挙げている。

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ラリー終了後、ミケルセンは、「最後の最後に初優勝のチャンスを逃してしまいました。それでも、この週末に得られた結果を誇りに思います。また次戦メキシコでも優勝争いに加わることができるよう、ベストを尽くします」と語った。

一方のオジェは、「この勝利を心から誇りに思います。過去最もスリリングな結末でした。アンドレアスのことは残念ですが、彼とは今後も激戦になるでしょう。本当に素晴らしいパフォーマンスを見せてくれました」とミケルセンを讃えるコメントを寄せている。

次戦は3月5日〜8日のラリー・メキシコ。オジェの連勝を止めるドライバーは現れるのか?

(Text by S.Ubukata)

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