150615-WRC-01.jpg2015年6月11日〜14日、WRC第6戦ラリー・イタリアが行われ、フォルクスワーゲンはオジェが今季4勝目を挙げた。
ラリー・イタリアは、地中海に浮かぶリゾート地、サルディニア島が舞台のグラベルラリー。北西部の街、アルゲーロを拠点とし、23のSS、SS距離394.63km、総走行距離1548.65kmで争われる。

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11日夜のSS1は2台同時走行のスーパーSS。ここでフォルクスワーゲンは、アンドレアス・ミケルセンが2位で好スタートを切った。一方、セバスチェン・オジェは6位、ヤリ-マティ・ラトバラが7位というポジション。

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12日からは本格的な戦いが始まるが、SS2〜SS4でヒュンダイのハイデン・パッドンがトップタイムを連発し、これをラトバラとオジェが追う展開に。しかし、この日の後半はオジェが盛り返し、SS10終了時点でトップのパッドンとの差を8.8秒まで詰め、2番手とした。ラトバラはオジェと17秒差で3位に。

順位が変動したのは13日のSS17。それまでトップだったパッドンがスピンしタイムをロス。この隙にオジェがトップに躍り出たのだ。その後、パッドンはマシーントラブルに見舞われ、オジェは大量のリードを手に入れることになった。

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そして最終日の14日、オジェはトップを守り今季4勝目を獲得。ラトバラは6位、ミケルセンは36位で完走した。

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レース後、オジェは「サルディニアでのこの勝利は、選手権争いにとって非常に重要です。今回は新しいステージも多く、精神的にも身体的にも非常に厳しいラリーでした。そこで勝利を得られたことを誇りに思います」と述べた。

次戦は7月2日〜5日に第7戦のラリー・ポーランドが開催される。

(Text by S.Ubukata)

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