161121-WRC-01.jpg2016年11月17日〜11月20日、WRC第13戦ラリー・オーストラリアが行われ、フォルクスワーゲンのアンドレアス・ミケルセンが優勝、セバスチャン・オジェが2位表彰台を獲得した。
フォルクスワーゲンにとってWRC最後の戦いとなるラリー・オーストラリアは、23のSS、SS距離312.98km、総走行距離1041.51kmで争われるグラベルラリーだ。

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デイ1の18日に好調な走りを見せたのは、フォルクスワーゲンのミケルセンだった。彼はSS1とSS2〜SS6でトップタイムをマーク。さらに他のSSでも上位タイムを叩き出すことでSS3以降は首位をキープ。これを15秒4差でオジェが追う展開になった。

デイ2も首位をキープし続けたミケルセンだったが、SS16でマシーンのフロアを岩にヒットさせ、アクセルペダルとブレーキペダルが交差したまま走行を強いられる。辛うじて首位を守ったものの、2位のオジェとの差は2秒8まで縮められてしまう。

勝負はデイ3に持ち越されたが、SS20でオジェが痛恨のスピンを喫し、20秒のタイムロス。これによりミケルセンが逃げ切り、WRC3勝目を挙げた。

オジェは2位、ヤリ-マティ・ラトバラは9位で完走している。

今回の勝利により、フォルクスワーゲンは2013年の参戦以来43勝目を挙げ、有終の美を飾ることとなった。

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ゴール後、ミケルセンは、「フォルクスワーゲン・ドライバーとして最後の戦いに是が非でも勝ちたかったので、本当に良かったです。ランキング2位にはなれませんでしたが、フォルクスワーゲンに勝利をプレゼントできたことがすべてです」と述べた。

また、フォルクスワーゲン モータースポーツ ディレクターのスヴェン・スミーツは、「1-2 フィニッシュで有終の美を飾ることができました。チームが一致団結し、最後の瞬間までプロ意識を貫いた結果です。ラリーチーム・スタッフはもちろん、開発チーム、後方支援部隊、パートナーに感謝の意を表します」と語った。

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(Text by S.Ubukata)

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