2020年12月16日、ポルシェAG取締役会は、新しいハイブリッドレーシングカーの開発を承認し、LMDhプロトタイプで、2023年からFIA WECとIMSAウェザーテックスポーツカー選手権に復帰することを明らかにした。

画像1: ポルシェがLMDhプロトタイプでルマンに復帰

ポルシェAG取締役会のオリバー・ブルーメ会長は、「LMDhカテゴリーはルマンやデイトナ、セブリングにおいて膨大なコストを掛けることなくハイブリッドシステムで総合優勝を争うことができる、ポルシェにとって魅力的なプロジェクトです。耐久レースはわれわれのブランドにとってDNAの一部です」と述べている。

画像2: ポルシェがLMDhプロトタイプでルマンに復帰

一方、モータースポーツ部門の責任者であるフリッツ・エンツィンガー氏は、「ルマン24時間レースでの総合優勝19回という記録に加え、ポルシェはアメリカの大きなレースでも何度も表彰台に上がっています。こういった伝統をLMDh車両でもコスト管理をしながら続けていきたいと思います。他にも多くのマニュファクチャラ―がこのカテゴリーに興味を示しています。1980年代や1990年代と同様に、多くのライバルと激しい戦いを繰り広げることが、モータースポーツへの大きな後押しになることでしょう」と語った。

画像3: ポルシェがLMDhプロトタイプでルマンに復帰

ポルシェに先立ち、アウディもLMDhプロトタイプの開発を明らかにしており、ふたたびルマンで両者の勇姿が見られることになる。

(Text by Satoshi Ubukata)

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