ポルシェは2019年3月15日に年次記者会見を開催し、2018会計年度において、営業利益、売上高、販売台数、および従業員数が過去最高となったと発表した。

画像: ポルシェが2018年も好調を維持

発表によれば、2018年の営業利益は43億ユーロ(前年比約4%増)、売上高は258億ユーロ(10%増)、営業利益率は16.6%、販売台数は256,255台(4%増)で、従業員数は9%増(前年比)の32,325人となった。

2018年にもっとも販売台数を伸ばしたのが「パナメーラ」で、前年比38%増の38,443台に。また、計系年度の途中にフルモデルチェンジを実施した「911」は10%増の35,573台となった。もっとも販売台数が多かったのは「マカン」で、86,031台だった。

2019年9月にピュアEVの「タイカン」を、さらに2020年初めにはその派生モデルのクロスツーリスモを発売するポルシェは、タイカンの生産に向けて1,500人の雇用を創出。また、次世代マカンにもピュアEVを設定し、2025年までには販売台数の半分をEVまたはプラグインハイブリッド車とする予定だ。

2019年は、新しいWLTPテストサイクルとガソリンパティキュレートフィルターへの切り替え、およびディーゼルを搭載したニューモデルの廃止など、マイナス要素を抱えているポルシェだが、それでも、販売台数の増加と若干の売上高の増加を見込んでいる。

ポルシェAG財務およびIT担当のルッツ・メシュケ取締役会副会長は、「2019年には、全世界市場での新世代911の発売、718とカイエンの派生モデルの発売、そしてタイカンの発売が続きます。電動化、デジタル変革、そして拠点の拡張とリニューアルのための高額の投資にもかかわらず、意欲的な収益目標の達成を確信しています。効率性を強化するための対策と収益性の高い新しいビジネス分野の開拓によって、営業利益率15%の戦略的目標の達成を継続する予定です」と述べ、2019年の成功に自信を示した。

(Text by Satoshi Ubukata)

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