2022年5月28日〜29日、ドイツで「ニュルブルクリンク24時間レース」の決勝が行われ、Audi R8 LMS evo IIを駆るAudi Sport Team Phoenix(ロビン・フラインス/ケルビン・ファン・デル・リンデ/ドリス・バンスール/フレデリック・ヴェルビッシュ組)が総合優勝を果たした。

画像1: ニュル24時間でAudi R8 LMSが総合優勝

今年50回目を迎える伝統の24時間耐久レースには138台のGTカーが参戦。Audi R8 LMSは、総合優勝争いを繰り広げるSP9クラスに7台がエントリーしている。

画像2: ニュル24時間でAudi R8 LMSが総合優勝

好天に恵まれたニュルブルクリンクでは、23万人もの観客が見守るなか、現地時間28日16時にレースがスタート。22番手からスタートしたAudi Sport Team Phoenixの15号車は、マシーンにトラブルを抱えながらも、途中ペナルティを受けることなく、また、天候の変化を見据えた的確なタイヤチョイスを行うなどして着実に周回を重ねたことで、最多周回数に並ぶ159周を走りきり、Audiに6度目の総合優勝をもたらした。

表彰台は逃したものの、Audi Sport Team Car Collection(クリストファー・ハーゼ/ニコ・ミュラー/パトリック・ニーダーハウザー/レネ・ラスト組)の22号車は4位でフィニッシュ。また、Scherer Sport Team Phoenix(ミケーレ・ベレッタ/クバ・ギエルマジアック/キム-ルイス・シュラム/マルクス・ヴィンケルホック組)が5位、Lionspeed by Car Collection Motorsport team(マティア・ドルディ/パトリック・コルブ/クリストファー・ミース/パトリック・ニーダーハウザー組)が6位と、4台のAudiがトップ10に名を連ねる結果となった。

レース後、Audi Sport customer racing統括責任者のクリス・ラインケ氏は、「Audi Sport Team Phoenixを祝福したいと思います。この勝利には特別な意味があります。レース終盤の数時間は、降雨により、サーキットを走行しているドライバーだけでなく、ピットのメカニック、エンジニア、ストラテジストも、状況の変化に対応するために全神経を集中する必要がありました。今年はファンの方々も、再びサーキットを訪れることができるようになり、レースウィークエンド全体が一つの大きな祭典となりました。このレースで成功を収めることができたことは、大きな価値があります」と語っている。

(Text by Satoshi Ubukata / Photos by Audi Sport)

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