2021年11月27日、アウディ ジャパンは、Audi Sportが手がけるハイパフォーマンスモデル「Audi RS 3 Sportback」「Audi RS 3 Sedan」を発表し、2022年4月下旬から販売を開始する。

2021年7月にワールドプレミアを果たした新型Audi RS 3がいよいよ日本に上陸する。Sportbackは3代目、Sedanは2代目となる新型は、旧型同様、2.5L 直列5気筒ターボエンジンが搭載される。最高出力294kW(400ps)/5600〜7000rpm、最大トルク500Nm(51.0kgm)/2250〜5600rpmの2.5 TFSIエンジンは7速Sトロニックとquattroが組みあわせられ、0-100km/h加速はわずか3.8秒を誇る。

画像: 新型「Audi RS 3」発表

注目は、Audiとしてはじめてリヤアクスルのトルクベクタリング機構「RSトルクスプリッター」を搭載することだ。リヤアクスルに搭載されるRSトルクスプリッターは、2個の電子制御湿式多板クラッチによりエンジンのトルクを前後に配分するだけでなく、リヤアクスル左右のトルク配分を自在にコントロールすることが可能だ。

サーキット走行する場合、アウディ ドライブセレクトで「RSトルクリヤモード」を選択すると、リヤアクスルに配分されるトルクのすべてをリヤ外輪に100%配分して、ドリフトを容易にする。また、セミスリックタイヤでサーキットを走行するシーンに最適化された「RSパフォーマンス」を用意。RSトルクスプリッターがアンダーステアやオーバーステアを最小限に抑えることでスポーティな走りを実現するというもので、新型Audi RS 3はニュルブルクリンク北コースでコンパクトクラス最速の7分40秒748をマークしている(2021年9月11日現在)。

新型Audi RS 3シリーズのエクステリアは、大型の前後フェンダーや、フロントフェンダー直後の大型エアアウトレットを採用。さらに、ハニカムグリルのシングルフレームグリルや専用のRSバンバー、楕円形のテールパイプなどにより、スポーティさな印象を強めている。

サスペンションは、A3シリーズ比で25mm、S3シリーズ比で10mm車高を低めたRSスポーツサスペンションを標準装着。新開発のショックアブソーバーとバルブシステムにより、これまで以上に俊敏なレスポンスを実現したという。可変ダンパーを搭載するRSダンピングコントロールサスペンションはオプション。

インテリアでは、専用デザインのアウディ バーチャルコクピット プラスを採用。新しい「RSランウェイ」デザインのタコメーターは、マニュアルシフト時にはシフトアップインジケーターとして機能する。

価格はAudi RS 3 Sportbackが799万円、Audi RS 3 Sedanが818万円で、いずれも右ハンドル仕様。さらに、新型Audi RS 3の発売を記念して、Audi RS 3 Sportbackをベースに装備を充実させた限定車「Audi RS 3 Sportback 1st edition」を50台限定で販売。マトリクスLEDヘッドライト、ブラックスタイリングパッケージ、パノラマサンルーフ、ハニカムステッチング付ファインナッパレザーシート、Bng&Olufsen 3Dサウンドシステム、RSダンピングコントロールサスペンション、RSスポーツエキゾーストシステムなどが標準で装着される。ボディカラーはカタログモデルには設定のないケモラグレーメタリックとなる。

価格は907万円で、予約はオンライン限定。予約受付期間は11月27日から12月13日で、12月15日に最初の抽選が行われる。詳細は下記特設サイトを参照のこと。

(Text & photos by Satoshi Ubukata)

This article is a sponsored article by
''.