2021年9月12日、宮城県のスポーツランドSUGOにおいて、2021 AUTOBACS SUPER GT第5戦「SUGO GT 300km RACE」の決勝レースが行われた。

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新型コロナ感染拡大により、2年ぶりのSUPER GT開催となったスポーツランドSUGO。Audi勢はこれまでどおり、Team LeMans with Motoyama Racingの6号車が本山 哲選手と片山義章選手、Audi Team Hitotsuyamaの21号車が川端伸太朗選手と篠原拓朗選手がそれぞれ表彰台を目指して菅生戦に臨んだ。

決勝前日の9月11日には、曇り空のもとノックアウト方式の予選が行われ、Q1のB組に臨んだ21号車の川端選手は、1分18秒596をマークするも、Q1突破ラインの8番手には届かぬ11番手でQ1敗退。最終的には21番グリッドからのスタートが確定した。

一方の6号車は、予選に先立つ公式練習でマシンを大破し、予選の出走が叶わなかった。チームは翌日未明まで懸命に修復作業を行い、27番グリッドからのスタートにこぎ着けている。

画像: 【SUPER GT Rd.5 Sugo】不運やアクシデントを撥ねのけ2台ともに完走

翌12日の午後1時30分からは、84周(フォーメーションラップが1周追加になったため、実際には83周)の決勝レースがスタートする。前日とは打って変わって真夏の日差しが降り注ぐ決勝では、厳しい戦いが予想された。

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6号車は、決勝直前のウォームアップ走行でマシンが安全に走行できることを確認。レースは片山選手がスタートを担当した。これまで毎戦スタートドライバーを務めてきた片山選手はこの菅生戦ではオープニングラップで3つポジションを上げ、さらに着実に周回を重ねて見せる。

34周終了後、本山選手にバトンタッチ。見事に蘇ったマシンを速いペースで走らせる本山選手だったが、ピットストップ時に作業違反が見つかりドライブスルーペナルティが科されてしまう。

その後も速いペースで周回し、トップから1周遅れの18位で完走を果たした。

一方の21号車は、篠原選手がスタートを担当。オーバーテイクが難しいコースで奮闘するが、思うようにポジションを上げることができない。

チームは早めのドライバー交替を行い、残り3分の2を川端選手に託す。そして、一時は実質13位までポジションを上げるが、セーフティカー導入時にライバルたちにほぼ1周差をつけられることになり、さらに終盤には悲鳴を上げたタイヤを交換したこともあって、25位完走でこのレースを終えた。

レースは、GT300クラスは61号車の#61 SUBARU BRZ R&D SPORT(井口卓人/山内英輝組)が、GT500クラスは12号車のカルソニック IMPUL GT-R(平峰一貴/松下信治組)がそれぞれ優勝を果たしている。

次の第6戦は、10月24日、大分県のオートポリスで決勝が行われる。

(Text by Satoshi Ubukata / Photos by Satoshi Ubukata, GTA)

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