2020年10月4日、静岡県の富士スピードウェイでSUPER GT第5戦「たかのこのホテル FUJI GT300km RACE」の決勝が行われた。

画像1: 【SUPER GT Rd.5 Fuji】Audi Team Hitotsuyamaが惜しくも入賞を逃す

SUPER GTが行われる富士スピードウェイに、ようやくファンの歓声が戻ってきた。この第5戦から、制限はあるものの、観客を迎えての開催となったのだ。今回は、Audiは#21 Hitotsuyama Audi R8 LMS(川端伸太朗/近藤 翼)と#33 エヴァRT初号機 X Works R8(ショウン・トン/佐々木孝太)、ポルシェは#25 HOPPY Porsche(松井孝允/佐藤公哉)が出場した。

画像2: 【SUPER GT Rd.5 Fuji】Audi Team Hitotsuyamaが惜しくも入賞を逃す

3日午後にはノックアウト方式で予選が行われ、#21の川端選手と#33のトン選手はQ1突破はならず、それぞれ20番手と26番手からのスタートに。一方、#25は松井選手がQ1を7番手で突破し、Q2では佐藤選手がQ2で10番タイムをマークした。

翌4日の午後1時30分には決勝がスタート。スタート直後、GT500クラスのマシンがフロントフードをコース上に落とし、マシンもコースサイドにストップしたことからセーフティカーが導入されるという波乱の幕開けになった。

画像5: 【SUPER GT Rd.5 Fuji】Audi Team Hitotsuyamaが惜しくも入賞を逃す

#21 Hitotsuyama Audi R8 LMSは近藤選手が前半を担当。セーフティカー解除後、近藤選手は速いペースで着実に周回を重ね、レース中盤には14位までポジションをアップ。24周を終えたところでピットストップを行い、川端選手にマシンを託した。

交替した川端選手は、ライバルとの熾烈なバトルを続けながら、着々と順位を上げ、ついに40周目には入賞圏内の10位に食い込んできた。その後も攻撃の手を緩めず、47周目には9位にポジションを上げた。さらに、上位を狙う川端選手だったが、53周目、周回遅れのマシンが挙動を乱し、それを避けようとしたところマシンがスピン。さいわいマシンにダメージはなかったものの、タイヤのピックアップに見舞われ、グリップが低下。以後、川端選手のペースは上がらず、最終的には14位完走でレースを終えている。

画像6: 【SUPER GT Rd.5 Fuji】Audi Team Hitotsuyamaが惜しくも入賞を逃す

一方、10番グリッドからスタートした#25 HOPPY Porscheは11位で完走。#33 エヴァRT初号機 X Works R8は、ピット作業違反にともなうドライブスルーペナルティが響き、29位でレースを終えた。

GT300クラスの優勝は、#56 リアライズ 日産自動車大学校 GT-Rの藤波清斗/J.P.デ・オリベイラ組、GT500クラスは#39 DENSO KOBELCO SARD GR Supraのヘイキ・コバライネン/中山雄一組がそれぞれ優勝した。

次の第6戦は、10月25日、鈴鹿サーキットで決勝が行われる。

(Text by Satoshi Ubukata / Photos by GTA)

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