2019年4月にマイナーチェンジしたAudi TTシリーズのスポーツモデル、Audi TTS Coupeを短時間試すことができた。

画像1: 【ミニ試乗記】Audi TTS Coupe

今回のマイナーチェンジは、エクステリアデザインの変更がおもなトピック。とくにAudi TTS Coupeでは3Dハニカムメッシュデザインのシングルフレームグリルに加えて、Sモデル/S line専用デザインのバンパーやサイドスカートなどによって、これまで以上に精悍な雰囲気に仕上げられている。

Audi TTSのエンジンは、従来と同じ286ps/38.8kgmのスペックの2.0 TFSIで、6速Sトロニックを採用するのもこれまでと変わらない。

画像2: 【ミニ試乗記】Audi TTS Coupe

実際に走らせてみると、日常的な場面では低中速のトルクが充実している一方、ここぞという場面でアクセルペダルを踏み込むと、5000rpmを越えて6000rpmを過ぎても、フラットなトルクで力強い加速が続くのが実に爽快だ。quattroがそのトルクをしっかりと受け止めるおかげで、安心してアクセルペダルを踏めるのも、このクルマの魅力のひとつだ。

オプション装着の245/35R19タイヤと19インチホイールが、路面によっては多少バタつくのが気になったものの、相変わらず軽快な身のこなしやそのコンパクトなボディとあいまって、クルマとの一体感が得られるのがうれしいところだ。

マイナーチェンジ後もACC(アダプティブクルーズコントロール)や自動ブレーキは装着されないが、ピュアに走りを楽しみたい人にとっては、むしろそのほうが好都合。乗るたびにほしくなるAudi TTS Coupeである。

画像3: 【ミニ試乗記】Audi TTS Coupe

(Text by Satoshi Ubukata)

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