150820-TT-07.jpg12月ですから、いろいろなジャンルで「今年の○○」というのが発表になっています。それにあやかり(!?)、Audiの「2015年の1台」を考えてみたんですが......。 主力モデルのデビューやフルモデルチェンジこそなかったものの、2015年もたくさんのニューモデルが登場しました。たとえば、フルモデルチェンジしたのがAudi TT。3代目に進化して、デザインも走りもよりシャープになったのが特徴です。マトリクスLEDヘッドライトやバーチャルコックピットを搭載したのも話題になりました。

私にとっては相変わらず憧れのクルマ。ロードスターが選べるというのも私には魅力的で、もし買うならロードスターがいいなぁ。東京モーターショーに参考出展されていたAudi TTS Roadsterなら、いうことありません!

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一方、マイナーチェンジものとしては、Audi Q3やAudi A6/A7があり、2.0 TFSIでも十分活発に走るAudi A6/A7には良い意味で予想を裏切られました。

マイナーチェンジしたAudi A1に1L3気筒エンジンを搭載したAudi A1 1.0 TFSIが追加になったことも見逃せません。

そして、忘れてならないのが、存在感のある追加グレード。そのひとつが、待ちに待ったA3ベースのRSモデルであるAudi RS 3 Sportbackです。「TT RS、RS Q3を入れておいて、どうしてRS 3を入れないんだ!」とお嘆きの方も多かったと思いますが、あの心揺さぶられる2.5L直列5気筒ターボが、日本でもようやく楽しめるようになったのです。

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そのAudi RS 3 Sportbackと対極にあるのが、プラグインハイブリッド車のAudi A3 Sportback e-tron。ガソリンエンジンと電気モーターを組み合わせたハイブリッドカーであることに加えて、外部充電できるバッテリーによりEVとして使えるというのが特徴です。

これまでアウディのハイブリッドが販売されたことはありますが、e-tronと呼ばれるクルマが日本で販売されるのはこれが初めて。 そういう意味では、記念すべき1台ということができます。

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こうしてみると、面白いクルマがたくさんあったのですが、あえて2015年の1台として挙げるなら、私はAudi A3 Sportback e-tronを選びます。

実は2年前のフランクフルトショーの会場で、このプロトタイプを試乗したんですが、荒削りな部分が目立ち、発売に間に合うんだろうかと首をかしげた覚えがあります。しかし、そんな心配とは裏腹に、製品として販売されたクルマの完成度は高く、エコカーのイメージを覆すスポーティな一面も持ち合わせていることに驚きました。

プラグインハイブリッド車ですから、基本的には家に帰るごとに充電して乗るのが前提になりますが、その気持ちの良い加速や優れた燃費を体験すると、充電できる環境がなくてもほしくなる1台です。

今後、日本でもe-tronのラインアップが増えてくると思いますが、2015年が「e-tron元年」となったという意味でも、Audi A3 Sportback e-tronは今年の1台にふさわしいと思いますが、いかがでしょう?

(Text by Satoshi Ubukata)

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