161128-LA-00.jpg2016年11月16日に報道公開されたロサンゼルス・オートショーのAudiブースを訪問した。 1968年にポルシェとの協業によって、フランチャイズ販売店が創られたのに発祥するAudiの米国法人「アウディ・オブ・アメリカ」は好調だ。

過去6年で販売台数を倍以上に増やしている。2015年には5年前倒しで、年間20万台のセールスを達成した。

161128-LA-14.jpg
最新ニュースとしては、米国の権威ある消費者向け自動車リポート誌「ケリーブルー・ブック」で、Audi A4に「Best buy」賞が贈られた。

なお同社は2007年、歴史的自動車産業都市であるミシガン州オーバーン・ヒルズから、首都ワシントンDCに近いヴァージニア州ヘルンドンに本社を移転している。参考までにストリート名は、「フェルディナント・ポルシェ・ドライブ2200番地」である。

161128-LA-10.jpg161128-LA-09.jpg
今回LAで第一の話題は、2016年10月のパリ・モーターショーで公開された2代目Audi Q5の米国プレミアだ。

Audiは米国のプレミアムSUV市場で、9.9%のシェアを誇る。これは2008年と比較すると3倍の値だ。

161128-LA-01.jpg
Audi Q5の生産は2016年9月末こけら落としが行われたばかりのメキシコ工場で行われる。Audiは従来も中国工場で国内向け生産は行ってきたが、ヨーロッパ以外の拠点で世界輸出を行うのは、これが初めての例となる。

161128-LA-02.jpg
また会場では、新型Audi A5/S5のCoupeおよびSportbackの米国プレミアも行われた。さらに、Audi R8 V10 plus executiveに、初の米国製レーザーヘッドライトが標準装備されることになった。

161128-LA-03.jpg
メーカーのブース以外でも、熱きAudiファンに出会った。いかにもアメリカ風情漂う、チューナーが集う館だ。

ド派手なイエロー・メタリックのAudi RS 7 Sportbackが鎮座している。

主は、この道15年「SSモータースポーツ」のスティーヴ・マーティンさんだった。4歳のお嬢さんと店番をしていた。通常のAudi RS 7 Sportback performanceさえ605psあるのに、彼の手によって800psまで強化されているという。「チューニングに6000ドル(約68万円)、トータルではモディファイに2万ドル(226万円)かかってるよ」と明かす。

161128-LA-15.jpg
ちなみに、アウディ・オブ・アメリカによると、米国でSそしてRSモデルの需要は大きく、その数は総販売台数の1割を占める。それらを手に入れると、中にはその上が見えてくる人々がいて、マーティンさんのような工房のドアをノックするのだろう。

161128-LA-13.jpg
(文と写真=大矢アキオ Akio Lorenzo OYA)

This article is a sponsored article by
''.