120910-DW-6.jpg北米で絶大な人気を博しているというコンチネンタル「ExtremeContact DW」がついに日本に上陸。さっそくその実力をチェックした。 ExtremeContact DW。名前もそうだが、サイドウォールのデザインにも相当インパクトがある。大きく描かれた「CONTINENTAL」の文字は、いかにもアメリカ人にウケそうなドレスアップ映えする雰囲気を持っている。

自動車関連部品のグローバルサプライヤーである120910-DW-1.jpgしかも、トレッドにはDとWの文字を刻むほどの力の入れよう。しかし、これは単なるデザイン上の演出ではなく、機能性を兼ね備えるものだった、タイヤが摩耗するとまずは残り溝3mmでWの文字が消える。さらに摩耗が進むとDの文字が消える。それぞれの文字が摩耗で消えるまでは、優れたパフォーマンスが楽しめるというサインなのだ。
120910-DW-3.jpgExtremeContact DWは、基本的にはCSC(コンチスポーツコンタクト)ファミリーに属するハイパフォーマンスタイヤ。CSCがメーカー純正装着を前提に開発された製品であるのに対し、このExtremeContact DWはアフターマーケット用に開発されたところが異なる点。そのぶん、大胆なデザインが可能だったわけだ。
商品の特徴としては、高いドライグリップを実現するためにブロックエッジを面取りして剛性を高めた「チャムファードブロック」の採用が挙げられる。また、センターに幅広の高剛性トレッドリブを配置することにより、優れた走行性能を手に入れた。

一方、3本の幅広メイングルーブが、ウェット路面での高い排水性を実現する。さらに、非対称トレッドパターンが、ドライ、ウェットのあらゆる条件で、高いコーナリング性能を発揮するという。

気になる経済性にも、ExtremeContact DWは応えてくれる。タイヤの接地面を均等に発熱させる「DTDテクノロジー」が燃費の悪化や偏摩耗を防ぎ、低燃費とロングライフに貢献するのだ。

そんな特徴を持つExtremeContact DWを、「アウディA3スポーツバック 1.4 TFSI S-line」(そう、私の愛車だ!)に装着し、性能を探ってみることにした。

120910-DW-4.jpg
装着したのは、エクストラロード規格の225/40ZR18 92Yサイズ。S-lineに標準の225/45R17を1インチアップすると、このサイズになる。アウディA3やフォルクスワーゲン・ゴルフのユーザーにはおなじみのサイズだ。

さっそく走りだすと、スポーツタイヤであるにもかかわらず、路面とのコンタクトがマイルドでスムーズ。なかなか快適な乗り心地にまず驚く。"CSCファミリーの一員"というのは、こんなところからも伝わってくる。そのうえ、スポーツタイヤとしてはロードノイズがよくチェックされているので、コンフォート系タイヤから履き替えてもあまり気にならないはずだ。

その一方で、走行安定性は明らかにコンフォート系よりも高く、とくに高速走行時の安定感は頼もしいのひとこと。それはドライ路面だけでなく、ウェット路面にもいえることだ。

ワインディングロードでは、癖のない自然なステアリングフィールをもたらしながら、しっかりと路面を捉える高いグリップ性能が好印象だ。ちょっとやそっとでスキール音が発生することはなく、必要十分以上のグリップが確保されているのがわかる。これなら、スポーティなモデルに装着しても、そのポテンシャルを十二分に引き出してくれるに違いない。

ということで、ExtremeContact DWは、強力なグリップを誇りながら、優れた快適性を備えたスポーツタイヤだった。うれしいことに、従来のCSCファミリーに比べると求めやすい価格設定になるというから、ドレスアップ映えするデザインとあいまって、より幅広いユーザー層にアピールできるのではないだろうか。

日本でブレークする日は近い?

120910-DW-5.jpg
(Text by Satoshi Ubukata / Photos by Minoru Kobayashi, Satoshi Ubukata)

This article is a sponsored article by
''.