180521-FE-01.jpg2018年5月19日、ドイツのベルリンにてフォーミュラE第9戦が開催され、Team Audi Sport ABT Schaefflerの2台が1-2フィニッシュを決めた。 ベルリンのテンペルホーフ空港跡地で行われたフォーミュラE第9戦で、母国開催のAudiは、ダニエル・アプト選手がポールポジションを獲得。ルーカス・ディ グラッシ選手も5番グリッドからのスタートとなった。

決勝では、アプト選手はファステストラップを記録するなど、圧倒的な速さを見せ、ポール・トゥ・ウィンを達成。「これまでのキャリアで一番重要な勝利ではないか思います。最初から最後まで信じられないような1日となりました。ポールポジション、優勝、ファステストラップ、さらには1-2フィニッシュも決めてフルポイントを獲得することができました。僕たちをサポートしてくれたすべての人に感謝します。これまで経験したことがないほどの喜びを感じています」と話す。

180521-FE-02.jpg
一方、ディ グラッシ選手もスタートから好調な走りを見せ、12周目には2位までポジションをアップ。最終的には3位に12秒以上の大差をつけて2位でゴールしている。「最初にダニエルを祝福したいと思います。彼は、優勝にふさわしい走りを見せてくれました。Audiのマシンは圧倒的に速く、有利にレースを進めることができました。あとは、勝利をかけてチームメイトと競うだけでした。ピットストップ後に、ダニエルの直後に追い付いたのですが、セカンドカーにトラブルが発生してしまいました。後で原因を究明する必要があります。しかし、Audiの悲願であった1-2フィニッシュを達成することができました。シーズン開幕当初は思うような結果を出すことができませんでしたが、現在Audiは、チャンピオンシップでチーム部門2位となっています」と述べた。

180521-FE-03.jpg
このレースでAudiは、ポールポジション、1-2フィニッシュ、ファステストラップのすべてを獲得し、ePrix史上初となるフルポイントを獲得している。

アウディ モータースポーツのディーター・ガス代表は、「素晴らしいレースでした。ファクトリーチームとしてフォーミュラEに参戦して以来、初めての1-2フィニッシュを飾ることができました。しかも、それをホームレースで達成できました。ダニエルは最高のパフォーマンスを示し、ルーカスもそれに続いて、完璧な1日となりました。ハードワークを続けてくれたすべてのスタッフに感謝したいと思います。混戦が続いているフォーミュラEで、このように圧倒的な差がつくのは非常に珍しいことです」とコメントしている。

180521-FE-04.jpg
次の第10戦は6月10日、スイスのチューリッヒでの開催となる。

(Text by Satoshi Ubukata)

This article is a sponsored article by
''.