160619-LM-01.jpg2016年6月18日15時(現地時間)にスタートしたルマン24時間レースは、#2のポルシェ919ハイブリッドが優勝。Audiはトップから大きく遅れ、優勝を逃した。 強い雨のためセーフティカー先導でスタートした決勝レースは、開始から52分にセーフティカーがコースから離れ、長丁場のバトルの火蓋が切られた。

急激に天候が回復したコースで、ポジションアップを狙うAudiだったが、16時20分、#7のAudi R18がターボチャージャーの交換のため約20分のピットストップを強いられ、大幅にポジションダウン。早々に優勝争いから姿を消してしまった。

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一方、#8のAudi R18はポルシェの2台、トヨタの2台とともにトップ争いを繰り広げるが、23時前にカーナンバーの照明にトラブルが生じ予定外のピットストップとなり1周遅れに。

その直後、上位の#1のポルシェにトラブルが発生し、トップ争いから離脱。#8 Audi R18は4番手でトップ3台を追い続けるが、0時20分に左リヤのスローパンクチャーによりトップとの差は2周に広がってしまう。

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夜が明けてからも不運は続き、#8 Audi R18は右フロントのブレーキディスクのトラブルにともないサスペンションを交換。これにより約40分をロスした#8のAudiも、優勝の可能性を失ってしまった。

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レースは#5のトヨタと#2のポルシェにより最後まで優勝が争われたが、トップを走っていた#5のトヨタTS050が残り5分で失速、ストレートでクルマを停めてしまう。それを#2のポルシェ919ハイブリッド(ロマン・デュマ/ニール・ジャニ/マルク・リーブ)がオーバーテイクし、劇的な勝利を手にした。#5のトヨタはチェッカーフラッグを受けられなかったことから完走とは見なされず、代わって#6のトヨタが2位にポジションアップした。

一方のAudiは#8がトップから12周遅れの3位、#7が17周遅れの4位でレースを終えている。

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(Text by Satoshi Ubukata)

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