150809-4-Grid-2.jpg2015年8月9日、静岡県の富士スピードウェイにて2015 SUPER GT第4戦「FUJI GT 300KM RACE」の決勝が行われ、Audi Team HitotsuyamaのAudi R8 LMS ultraは20位で完走した。

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お盆休みということもあり、ファンが大挙して訪れた灼熱の富士スピードウェイで、熱いバトルが繰り広げられた。

GT300クラスに参戦するAudi Team Hitotsuyamaはリチャード・ライアン選手と藤井誠暢選手、Audi Team Racing Techはクリスチャン・マメロウ選手と細川慎弥選手といういつもの顔ぶれでレースに臨む。

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前日の8日14時15分からはノックアウト方式による予選が行われ、Audi Team Hitotsuyamaの21号車は藤井選手がドライブ。果敢にタイムアタックを行うが、ベストタイムは1分39秒298で18番手に留まり、Q2進出はならなかった。直前の車両規定の変更で、Audi R8 LMS ultraはリヤの最低地上高が高められたことからよりオーバーステア傾向が強まり、コーナーで扱いにくくなったのが原因のようだ。

また、86号車でQ1に臨んだマメロウ選手のタイムは22番手の1分39秒713でQ2進出はならなかった。

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9日15時からは決勝が行われた。21号車のスタートドライバーを務めたライアン選手はスタートの混乱から上手く抜け出し、また、オーバーステアを抑えるセッティングも見つかったことから、一時は14番手までポジションをアップする。

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ところが、22周目のダンロップコーナーでGT300クラスのマシーンがAudi R8の左リヤに接触、サスペンションにダメージを受けるとともに、タイヤがバーストしてしまう。マシーンはピットに戻ることができたが、修復に時間がかかり、藤井選手がコースに復帰するころには、トップとの差は6周に広がっていた。

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しかし、藤井選手は最後までマシーンをドライブし、20位完走でレースを終えた。86号車は序盤に他車と接触があり、7周でリタイヤした。

GT300クラスの優勝は、ポールポジションからトップを守り抜いた55車のARTA CR-Z GTが獲得。また、GT500クラスは終盤の追い上げで首位に立った24号車のD'station ADVAN GT-Rが優勝。GT500クラスでヨコハマタイヤユーザーが優勝するのは5年ぶりのことだ。

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次回のSUPER GTは8月30日に行われる第5戦の鈴鹿。Audi Team Hitotsuyamaの代表・一ツ山亮次氏からは「1000kmの長丁場なので生き残れば上位は確実。次戦は頑張ります」とコメント。表彰台を期待したい。

(Text & Photos by Satoshi Ubukata)

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