150922-WEC-01.jpg2015年9月19日、2015年WEC第5戦「6 Hours of Circuit of the Americas 」の決勝レースがアメリカのオースティンで行われ、Audi R18 e-tron quattroが2位と3位を獲得した。 18日に行われた予選では、#18 ポルシェ919ハイブリッド(ロマン・デュマ/ニール・ジャニ/マルク・リーブ)がポールポジション、#17 ポルシェ919ハイブリッド(ティモ・ベルンハルト/マーク・ウェーバー/ブレンダン・ハートレー)が2番グリッドを獲得し、フロントロウを独占。

Audi R18 e-tron quattroは、ルーカス・ディ・グラッシ/ロイック・デュバル/オリバー・ジャービス組の#8が3番手、マルセル・ファスラー/アンドレ・ロッテラー/ブノワ・トレルイエ組の#7が4番手スタートとなった。

5番手はアンソニー・デビッドソン/セバスチャン・ブエミ/中嶋一貴の#1 トヨタTS040ハイブリッド、6番手はアレックス・ブルツ/ステファン・サラザン/マイク・コンウェイの#2 トヨタTS040ハイブリッドである。

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19日午後5時にスタートが切られた決勝レースは、スタート直後に#17のポルシェがトップに躍り出るとともに、#1のトヨタが#7のAudiをオーバーテイク。しかし、#7を駆るロッテラーが程なくして順位を4位に戻している。

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150922-WEC-06.jpgその後もポルシェのリードが続くが、先頭を走っていた#17がピットストップの際にピットを通り過ぎてしまい、メカニックが押し戻すことに。これがもとで#17のポルシェは60秒のピット&ゴーペナルティが科され、トップを#18に譲る。
Audiも#8がピット作業中にホイールを落下させたとして60秒のピット&ゴーペナルティとなる。一方トヨタは、レース中盤に#2のトヨタがタイヤバリアに突っこみリタイヤを喫してしまう。

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レース終盤となっても、依然ポルシェの2台がリードを続けていたが、残り40分を切ったところで#18のポルシェが突如ピットインし、そのままピットに留まる。一方、Audiは、3位を走行していた#7が#8をパスして2位にポジションアップ。レースはこのままゴールを迎え、#17のポルシェが2連勝を遂げた。Audiは#7が2位、#8が3位となり、Audiのドライバー全員が表彰台で祝福を受けた。

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優勝こそ逃したものの、Audiのファスラー/ロッテラー/トレルイエ組はドライバーズランキングでトップを守った第5戦。次戦はいよいよ富士スピードウェイでの開催となるが、ランキングトップを守り続けられるのか、Audiの戦いに注目しよう。

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(Text by Satoshi Ubukata / Photos by Audi, Porsche)

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