110802ms002.jpg【スパ フランコルシャン24時間耐久レース: スパ フランコルシャン(ベルギー)】
● Audi Sport Team WRTがスパ24時間耐久レースで優勝
● 12メーカーのライバルGTカーを相手に競り勝つ
Audi Sport Team WRTはAudi R8 LMSにより、最も重要なGTカー耐久レース、スパ24時間で見事に優勝を遂げました。BMWやメルセデス ベンツなどの強敵を向こうに回し、タフな全長7.004kmのコースによる63周の戦いを制したのは、DTMスタードライバーのマティアス エクストローム(スウェーデン)、ティモ シャイダー(ドイツ)と、ベルギーの耐久レーススペシャリスト・グレッグ フランチの3人です。

1924年から続くこの伝統の耐久レース、今年はどのマシンが優勝してもおかしくない状況だと予想されていました。13の異なるメーカーからトータル62台のマシンがスターティンググリッドを形成。この数は世界的に盛況なGT3カテゴリーの53台を大幅に上回るものでした。

110802ms001.jpg優勝を飾ったのはAudi Sport Team WRTのゼッケン33号車です。マティアス エクストローム、グレッグ フランチ、ティモ シャイダーの3人がドライブするこのAudi R8 LMSは、他のGT3カーが激しいバトルを繰り広げているのをよそに、時計のような正確さで周回を重ねました。スケジュール通りに2度ブレーキディスクとパッドの交換を行い、この作業以外で彼らのR8 LMSがピットレーンに入ったのは、給油、タイヤ交換、そしてドライバー交代のためだけです。レース開始から10時間が経過した頃、33号車はすでに大幅なリードを作りだしており、チェッカーフラッグを受けた時には、2位に2ラップもの大差をつけていました。

Audi勢は夜中の12時を過ぎた頃には、トップ3を独占していました。続いてAudi Sport Team WRTのゼッケン32号車が総合4番手の位置を獲得する一方で、マーク バーゼン、クリストファー ハーゼ、フランク スティップラーの3人がドライブするAudi Sport Team Phoenixのゼッケン99号車が不運に見舞われます。午前1時を過ぎた時、エアジャッキシステムの不具合によってほぼ1周分を確保していたアドバンテージを消費、トップのポジションを失います。そして、そのわずか1時間後、ハーゼが9コーナーでコースアウト、リタイアを喫してしまいました。

マルセル ファスラー、アンドレア ピッチー二、マイク ロッケンフェラーの3人がドライブする98号車は、2速ギアを失い、真夜中にギアボックス交換作業に入るまでは3番手を走行していました。その後、3人はマイク ロッケンフェラーによる2分20秒286という驚異的なファステストラップを含む素晴らしいドライブで、36番手から14番手までポジションを回復させました。
Audi Sport Team WRTのもう1台、32号車もすばらしいドライビングを披露しました。予選でのアクシデントによって不本意な41番手スタートとなったフィリップ アルバカーキー、バート ロンジン、ステファン オルテリの3人は、最終的には4位を獲得。これは初めてAudiのファクトリーチームとして参戦したAudi Sport Team WRTにとっても最高の結果となりました。

またカスタマーチームの1つ、United Autosportsは3台のR8 LMSで今回のスパ24時間レースに出場しており、リチャード ディーン、ザク ブラウン、ステファン ヨハンソン、ジョニー ハーバート組が総合13位、プロ-アマカテゴリー6位を獲得しています。

【アウディチーム首脳のコメント】

ヴェルナー フロウェイン(quattro GmbH カスタマーレーシングプログラム責任者)
昨年からAudi Sportがカスタマーチームに供給しているAudi R8 LMSは、今週末に96個目の優勝を獲得した。年初のバサースト12時間耐久レースでの1-2フィニッシュ、ニュルブルクリンク24時間レースでの3つのクラス優勝に続き、今回はAudi R8 LMSにとって最も重要な勝利だ。ルマンに続き、Audiの名は偉大な24時間レースの優勝者リストに連ねられた。我々はR8が素晴らしいスポーツカーであることを証明できたし、カスタマーの数の増加もそれを表している。

(アウディ ジャパン プレスリリース)

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