110826hn002.jpg【インゴルシュタット発、2011年8月21日】
● 100勝目は日本のHitotsuyama Racingによって達成される
● すでに41台のAudi R8 LMSが世界中で活躍中
● 量産モデルに極めて近いV10エンジンが長いサービスライフを実現
スパフランコルシャン24時間レースでの優勝から3週間、Audi R8 LMSが通算100勝目を達成しました。この記念すべき100勝目は、21日に鈴鹿サーキットで開催されたGT3アジアシリーズで、日本のHitotsuyama Racing(ヒトツヤマ レーシング)によって達成されたものです。これはまだ歴史の浅いアウディスポーツ カスタマーレーシングプログラムにとって、重要な通過点となる勝利です。

GT3スポーツカーであるAudi R8 LMSは、2008年末のエッセンモーターショーで発表された、アウディAG史上初となるカスタマーチーム向けのレーシングスポーツカーです。2009年にテストプログラムの一環として、アウディスポーツと密接に関連したチームが最初のレースに参戦。一般のお客様への納車は、2010年3月に開始されました。そして、これまでに41台のR8 LMSが、世界中で18のチャンピオンシップに参戦しています。

100勝という数字よりもさらに興味深い事実はその勝率です。R8 LMSは、ほぼ3戦に1回の割合で優勝しているのです。この結果、ますます人気の高まるGT3カテゴリーにおいて、R8 LMSはもっとも成功を収めたマシンの1台となっています。

「このプロジェクトに携わった人々のすべてが、R8 LMSの大きな成功を誇りに思っています。そして、個人的にはR8 LMSは現在世界でもっとも美しいレースカーだと思っています」と、今年1月よりカスタマーレーシング活動の責任者であり、quattro GmbHのマネージングディレクターを務めるウェルナー フロヴァインは述べています。

アウディスポーツ カスタマーレーシングの責任者であるロモロ リープヘンは、次のようにコメントを付け加えています。「私たちがカスタマーレーシング活動を開始して、まだ間もないということを忘れてはなりません。今回R8 LMSが達成した記録は、私たちにとって大きな喜び以外の何物でもありません。このマシンに搭載されているV10エンジンは、量産型R8のエンジンをほとんど変更なしに使用しており、非常に長いサービスライフを誇っています。これによってレース活動におけるコストを低く抑えることが可能になり、顧客のニーズを完璧に満たしています」

例えば、スパフランコルシャン24時間レースで優勝したマシン(車台番号218)は、その前に行われたニュルブルクリンク24時間レースを同じエンジンで完走しています。最高出力520PSを発生するこのV10エンジンは、最長2万キロまでオーバーホールなしに使用することができます。この事実は、このマシンを購入したお客様にとって、明確な強みとなっています。

「長いサービスライフ、容易なメンテナンス性、アマチュアドライバーに適した寛大なハンドリング特性によって、このマシンは購入後すぐにレースに参戦することができます。この点に関して、R8 LMSは非常にすばらしい仕上がりになっていると考えています」と、アウディモータースポーツ代表であり、R8 LMSの開発を指揮したDr.ウォルフガング・ウルリッヒは述べています。

Audi R8 LMSの価格は298,000ユーロです(税抜き)。アウディスポーツ カスタマーレーシングは、アウディグループのロジスティック部門を通じて、世界中にスペアパーツを供給する能力を持っています。また、ヨーロッパの主要なレースには、技術者とサービストラックを配備しています。さらに、R8 LMSのお客様専用にアウディの豊富なレース経験を活かし、伝説的なニュルブルクリンク ノルドシュライフェ(北コース)で開催されるレースに、低コストで参戦するためのライセンス取得や予約をサポートするサービスも提供しています。

(アウディ ジャパン プレスリリース)


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