150420-MACARS-9.jpg「make up car style.」をモットーにドイツ車のカスタマイズを手がける「MACARS」の西尾健治代表と、RAYSの山口浩司プロデューサーが対談。西尾氏がRAYSを勧める理由が明らかに。 西尾:MACARS(メイカーズ)は姫路市に店舗をおく、Audiやフォルクスワーゲンなど、ドイツ車をメインとするカスタマイズショップです。最近は、AudiのSやRSのお客さまが増えています。それがやりたくてお店を開いたので、狙いどおりですね。

山口:メイカーズがいいのは、単なるチューニングやドレスアップのお店ではないこと。「Make Up Car Style」の言葉どおり、メイクアップしてくれるんですよ。お客さまとのディスカッションができてないと、なかばお仕着せになってしまいますが、メイカーズはお客さまの個性にあわせて、クルマをつくりあげてくれる。それは西尾さんの感性によるものなので、他の人には真似できないでしょうね。

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西尾:以前、タイヤショップで働いているときにはRAYSばかり売っていたんですよ。なかでもTE37が大好きで、愛車として乗っていた国産スポーツカーにはいつもTE37を履いていました。その後、ヨーロッパ車が好きになって、フォルクスワーゲン・ヴェントにTE37を履かせていたこともありました。

山口:なのに、少し前まではRAYSのホイールをなかなか使ってもらえなかった......。

150420-MACARS-10.jpg西尾:このお店を始めて、Audiに乗り換えるとなかなかあうサイズがなくてRAYSから離れてしまった時期がありました。RAYSのカタログを見て、「Audiには履けない......」というのでカタログを閉じなければなりませんでした。
山口:そんな時代があったのは確かです......。

西尾:そこでRAYSにAudiにあうサイズをお願いしたんですが、当時は「売れないよ」ということで実現しませんでした。しかし、A4(B8)くらいから山口さんのおかげでサイズが用意されるようになり、ふたたびRAYSが履けるようになったんです。

さらに、これまではカタログのなかの商品しか勧められませんでしたが、最近は特注サイズとして対応してもらえるようになった。TE37で自分がほしいと思うサイズをRAYSに提案したら、オリジナルサイズが実現し、ほぼ完売でした。

150420-MACARS-11.jpg山口:西尾さんが求めるサイズは細すぎず、太すぎず、攻めすぎず......。クルマのことを知り尽くしている彼だからこそ、鋭い要求を出してくる。この5年くらいでようやくRAYSもついていけるようになった。それで、使ってもらってます(笑)
西尾:僕は、もともと走るのが好きだから、軽くて剛性があってスタイリッシュなデザインのRAYSは欠かせないアイテムです。そこにフィニッシュやペイントなど、プラスアルファすることで自分の理想に近づいていますし、お客さまにも提案しやすくなっています。

山口:プロショップというだけに、そのクルマにきれいに収めるにはどうしたらいいかを調べ倒して、ベストのサイズを提案してくる。プロ根性を感じますね。サイズだけでなく、色やフィニッシュも含めて「こういうホイールを探していたんですよ」という商品を西尾さんは提案するんですよ。そこがすごいところですね。

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西尾:僕が欲しいものをお客さんにも提案したいので。量販店のように最新の商品が出たからどうぞ、というやり方はしたくないんです。それなら通販で買えちゃうわけですから。自分が納得できないものをお客さまに勧めるのも嫌ですね。僕の考え方に共感してくれる人が選んでくれたら、それが一番です。メイカーズは人間関係をつくりながらクルマもつくっていくお店なので、利益だけを求めるやり方はしたくないんです。

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山口:いまだに西尾さんは「このホイールはカッコいい」といってくれるんですよ。どんなホイールでもいいというわけではなく、カッコいいから売ってくれるんですよね。商売だけじゃなく、スタイルを大切にしてくれるところは、つくり手としてもうれしいところです。そういう人とは良い関係が長続きしますし、メイカーズの提案を大切にするのも、そういう部分があるからです。

Audi S1のデモカーをつくるときにも、最初から「VOLK RACING ZE40」を黒のガンメタで決めたいといってきた。黄色で黒ならカッコいいよねということで意気投合したわけです。

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西尾:あえてドレスアップやインチアップに行かず、機能性重視でやりすぎない方向にまとめました。見た目と機能が両立できて、それをどこまで突き詰めていけるのか。そして毎年進化しながら、自分も成長できたらいいなと思っています。だから、常に新しい提案をしていきたい。

山口:メイカーズは良くいえば「Make Up Car Style」だけど、僕としては「西尾妄想クラブ」(笑) 僕自身も「こんなクルマに付けてくれたらいいなぁ」「こんなお客さまいるだろうなぁ」と思うからやっているんで、西尾さんのように妄想の中からいいもの生まれるのは大切なことですよ。

西尾:お客さまもそれを期待しているので、自分たちだけのスタイルを確立することができたらいいと思います。そのぶん、万人受けはしないかもしれませんけどね。

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(Text by Satoshi Ubukata)

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