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Author:吉田由美

短大卒業後、モデル活動を始め、自動車雑誌や自動車レース番組などの出演をキッカケに自動車業界へ。 1998年からは国内自動車メーカーでセーフティドライビングインストラクターを務め、カーライフエッセイストへと 転進。以後、自動車専門誌をはじめテレビ、ラジオ、WEBなど多方面で活躍中! 日本自動車ジャーナリスト協会所属。

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日野自動車とVWがラブラブ会見
180416-Yumi1-01.jpg2018年4月12日、突然届いたメールは、

本日15時 日野自動車」と「フォルクスワーゲン トラック&バス」の共同記者会見のご案内

配信時間は当日の朝8時35分!

私がメールを確認したのはちょうどお昼ごろ。うーん、いまからならまにあう!

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トヨタとフォルクスワーゲンといえば、世界での自動車販売台数トップを争っている巨大自動車メーカー。

2010年からトヨタが世界での新車販売台数5年連続トップ。しかし2016年はフォルクスワーゲンがはじめてトップとなり、2017年はフォルクスワーゲンが1704万2000台で1位。2位に三菱が加わったルノー・日産・三菱連合、そしてトヨタは3位。

そんなガチンコライバルのトヨタ傘下の「日野自動車」とフォルクスワーゲンの商用車部門「フォルクスワーゲントラック&バス」が協業を発表するなんて......。

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記者会見では日野自動車の下社長とフォルクスワーゲン トラック&バスのレンシュラー社長が、登場早々、抱擁シーン! ちょっとリアクションがオーバーすぎませんか?(笑)

しかもその範囲は材料の調達から販売、物流、既存や将来の技術とほとんどのものが対象。
下社長は去年6月に社長に就任し、日野のスローガンを「もっと、はたらくトラック・バス」とし、

(1) 安全・環境技術を追求した適格商品
(2) 最高にカスタマイズされたトータルサポート
(3) 新たな領域へのチャレンジ

という3つの方向性を打ち出しました。

そしてふたつの会社の得意な部分を伸ばして補いながらお互い進化していくと話せば、レンシュラー社長は輸送における変化への対応に対して「チャレンジをチャンスに変えて」より高い価値の提供を目指すとのこと。

内燃エンジンやハイブリッド、電動パワートレーン、あるいはコネクティビティ技術
、自動運転、物流や輸送ソリューションの研究でも協力して力を注ぐとか。

日本やアジアで販売、そしてトータルサポートの強い日野。また先進技術の面でも世界で初の商用車へのハイブリッドやEV、PHV、FCVのバスを積極的に開発。安全技術では人検知型のプリクラッシュセーフティシステムやレーンキープアシスト、ハイビームを自動制御するアダプティブ・ドライビングビーム、ドライバーモニターなどの導入などいち早く導入しています。

一方のフォルクスワーゲントラック&バスは、フォルクスワーゲングループが傘下のMAN、スカニアなどとともに欧州、ブラジルに強く、自動運転やコネクティッド、環境技術などに強い。

しかも、北米では「ナビスター」とアライアンスを組み、中国では「中国重汽」の株主にもなっていて、両社はお互いの足りない部分を補い、一緒に開発も進めていくようです。

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そしてこの両社のラブラブぶりは物凄く、会場からの「いつから協業の話が出ていたのか?」とか「どちらから話を持って行ったか?」という質問には、「出会うべくして出会った」という、結婚会見だったらこちらが恥ずかしくなりそうなセリフをいっていました。まだ「お付き合いをはじめます会見」なのに(笑)

そして2社は、「規模ではなく、お客様にとっての価値においてチャンピオンになりたい」とのこと。今回の協業が末永く両想いなままでいられるかどうかは神のみぞ知る......ですね。

とりあえずお幸せに!

(Text by Y.Yoshida)

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