130912-Ken-01.jpg

■ XL1

■ SPARK(China)

■ 1/43

■ 215/1000


東京から下関まで走って千数百円の燃料代で済む。道中のB級グルメをすべてA級グルメにできるような恐るべき燃費。

フォルクスワーゲンXL1。

こういう形のクルマは、たいていモーターショーで見て終わりなのですが、これは違うのです。市販車なのです。

実車のすごさを端的に表すなら、やはり燃料1リッターで111kmも走る、ということに尽きるでしょう。
130912-Ken-02.jpgフォルクスワーゲンは「1Lカー」のプロジェクトを2002年から追求していて、いくつものプロトタイプを経て今回欧州にて市販に踏み切るのは、800ccのディーゼルエンジンとモーターを組み合わせたディーゼルハイブリッド。

空気抵抗を減らすための工夫は、しずく型のボディだけでなく、バイクのように細いタイヤにも現れています。車重は795kg、二人乗りのボディサイズはゴルフよりひとまわり小柄です。

ミニカーは、レジン(樹脂)製ボディで、特徴的なガルウイングドアは残念ながら開きませんが、とても綺麗なパールメタリックのボディに精密なラインが彫られ、精緻な印象に仕上がっています。

ミニカーケースの台座にはシリアルナンバーがあり、Wolfsburgのショップで手にしたこの個体は215/1000とのこと。
130912-Ken-03.jpg
実車には、シルバーやレッドのボディカラーもあるようです。

驚異的な燃費を誇るXL1ですが、車両価格はゴルフ三台分くらいとも予想されるようで、すべてがお財布に優しくなるのは、もう少し先の話かもしれません。

mezu.jpg
◆ das kleine Golfgang(ダス クライネゴルフガング)は、ゴルフのミニカー、"Golf玩具"にまつわるコラム。1974年に実車が誕生して以来、古今東西で作られてきたゴルフのミニカーたちの小さなボディに垣間見えるストーリーを、小さく紹介しています。101回目以降、ゴルフ以外の水冷VWも紹介していきます。

This article is a sponsored article by
''.