101118kam1.jpg■ Golf
■ TAMIYA (Japan)
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■ Plastic Kit



プラモデル。なんて甘美な響きの言葉でしょうか。

近頃の子供たちは作らなくなりましたね。僕らが子供の頃は、それこそ宝箱かのようにワクワクしながらフタを開けたものです。お小遣いではスプレー塗料なんて買えないから、カラーは筆塗りだったし、ニッパーなんて工具も知らないから、部品をクルクル回して枠からちぎって、たいてい接着剤で窓に白い跡をつけてしまって・・・。

そして、当時のクルマのプラモは、モーターで走らせることができましたね。"マブチ130モーター"、懐かしい。大人向けのディスプレイモデルが主流の今となっては、のどかな作りです。

101118kam2.jpgさて、このゴルフも古いキットです。1970年代後半の「グループ2」というレースに参戦していた車輌がモデルになっています。改めて手に入れて組み立てたのは、大人になってからですが。タミヤらしくばっちりキマッたプロポーション、正確なディテール。スポイラーなどのパーツで有名なドイツのKAMEI(カーマイ)がチームスポンサーになっています。
「正確」を旨とするタミヤは、模型のもとになった実物の素性をきちんと設計図に記しています。それによると、このマシンは、排気量を1,578ccにアップ、オリジナルの70馬力に対して173馬力を発したとあります。強豪居並ぶサーキットで、この小さな車がどんなパフォーマンスを見せていたのでしょうか。さすがにYouTubeにもないでしょうけど、見てみたいものです。

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◆ das kleine Golfgang(ダス クライネ ゴルフガング)は、ゴルフのミニカー、"Golf玩具"にまつわるコラム。1974年に実車が誕生して以来、古今東西で作られてきたゴルフのミニカーたちの小さなボディに垣間見えるストーリーを、小さく紹介してゆきます。

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