120914-Golf-4.jpgニューモデルの登場により、ゴルフファンの興味は一気に高まりを見せています。もちろん僕もそのひとり。いったいいつ試乗できるのでしょうか? 早く乗りたい!



とはいうものの、新型の日本導入までにはまだまだ時間がかかります。早くて来年の春? それとも夏? 東京モーターショーでジャパンプレミアなんてことはないでしょうが、いずれにせよヨーロッパと日本のあいだに"時差"があるのは確かです。

それを見越してフォルクスワーゲン グループ ジャパン(VGJ)が投入てきたのが、「ゴルフ マイスターエディション」です。ゴルフ7登場まで、このクルマでもうひとふんばり......というところでしょう。

巷ではよく、「ドイツ車は最終モデルを買え!」なんてことがいわれています。モデルイヤーごとに改良が行われ、カタログに表記されないような細かい仕様変更を重ねて、すっかり熟成した最終モデルは、デビュー直後の新鮮さとはまた違った魅力があります。

しかも、120914-Golf-2.jpg
ゴルフ6が日本で発売されたときの資料を引っ張り出すと、デビュー当初に用意されていた「ゴルフTSIコンフォートライン」は、同じ1.4 TSIエンジンを積み、価格は275万円。

その流れを汲むゴルフTSIコンフォートライン マイスターエディションは4万円高の279万円ですが、ゴルフTSIコンフォートラインに装着されなかったバイキセノンヘッドライトに加えて、アルカンターラ&ファブリックシート/スポーツシート(前席)、パドルシフト付きのマルチファンクションステアリングホイール、さらには、人気のLEDダークテールレンズなどが標準装着されています。

これだけでも、どれほどお買い得かがわかります。

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そして、あらためて試乗すると、クルマとしての完成度が実に高い。基本部分をゴルフ5から踏襲したゴルフ6ですから、走る・曲がる・止まるのあらゆる動きが熟成されていて、文句のつけどころがない仕上がりを見せています。これに、ゴルフ6の特徴である静粛性の高さが加わって、快適なことこのうえありません。

120914-Golf-3.jpg試乗車には新型純正ナビの「712SDCWパッケージ」が装着されていました。ナビゲーションに関しては従来のディーラーオプション(クラリオン製)を受け継ぐ内容です。新しいところでは「DSRC車載器(ETC機能付)」の搭載が挙げられます。高速道路などでは、ビーコンVICS代わりに道路情報の受信が可能です。ただ、都内の一般道などでは情報が発信されていないため、ビーコンVICSの置き換えにはならないのが残念です。
個人的には、TSIトレンドラインだけでなく、このTSIコンフォートラインにも、アイドリングストップやブレーキエネルギー回生機構により低燃費に貢献する「ブルーモーションテクノロジー」を搭載してほしかったんですが、それを除けばこのゴルフTSIコンフォートライン マイスターエディションは「ゴルフ6の集大成」といっても過言ではないでしょう。

いまゴルフがほしいというひとには、太鼓判を捺してオススメできるモデルです。

 (Text by ub!)

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