140702-Ota-3.jpg2014年6月28日(土)、太田哲也氏が校長を務める「Tetsuya OTA 出光 ENJOY&SAFETY DRIVING LESSON with Volkswagen」が袖ヶ浦フォレスト・レースウェイで開催されました!

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140702-Ota-4.jpgこの日は朝から雨が降ったり止んだりのあいにくの空模様でしたが、会場にはフォルクスワーゲンオーナーをはじめ、多くの参加者が愛車とともに集まりました。
このイベントは、単にサーキットを速く走るためのレッスンではなく、ドライビングスキルと理論と実践により高めることでセーフティドライブを目指すものです。

今回は、フォルクスワーゲン グループ ジャパン(VGJ)の協力により、ゴルフRやザ・ビートル・レーサーが教習車として登場。さらに、フォルクスワーゲンオーナー向けのメールマガジンや8speed.netなどでの告知により、ドライビングレッスンに参加し車両の半数以上がフォルクスワーゲンという状況になりました。

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プログラムは9時からスタート。まずは屋内で「ドライバーズミーティング&座学」が行われました。関係者の挨拶などが終わると、さっそく太田哲也校長から、サーキット走行の心構えとマナーについての話しがありました。

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太田校長は、「安全運転の意識を高めるにはサーキットは最適」、「漫然運転や不注意運転をやめることが、一般道での安全運転につながる」など、サーキットと公道のドライビングが密接に関わっていることをアピールするとともに、「絶対にクルマを壊さない」「スピン、コースアウトもしない」「クルマを壊すドライバーはプロになれない」など、スポーツドライビングであっても安全性重視の考えを強調していました。

さらに、レースの場であっても、競争相手をリスペクトすることでクラッシュなどが避けられるはずと語るなど、参加者のマナーは心がけ次第で、スポーツドライビングを安全に楽しめることを教えてくれました。

他にもドライビングテクニックなどの説明や自身の経験などがユーモア混じりに語られ、持ち時間は瞬く間に過ぎていきました。

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続いて、齊藤慎輔講師からは、ドライビングの基本である荷重移動についてのレクチャーがあり、加速、ブレーキ、コーナリングの場面で、タイヤのグリップをいかに高めるかについて説明がありました。

また、三好秀昌講師は、ラリードライバーという立場からドライビングや海外ラリーでの体験などを紹介。WRCの興味深い話を聞くことができました。

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早めのランチのあとは、講師およびゲストの池沢早人師さん(漫画家)やVGJ広報部長の丸田靖生さんによるトークショーが行われました。

ここでは、池沢さんが実はルポGTIオーナーだったことが明かされたり、丸田さんからハイパワー版のゴルフGTIが日本に上陸するという情報がもたらされたり、フォルクスワーゲンファンにとってはサプライズの連続でした。

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講義や実技の合間には、VGJのゴルフRやザ・ビートルレーサー、ゴルフヴァリアントなどの体験試乗を実施。パイロンスラロームなどにより、その高い実力を垣間見ることができました。

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午後からは4つのグループにわかれて、プログラムが進行します。グループは、サーキット初心者向けの「エンジョイクラス」、サーキットでのフリー走行を楽しむ「セィフティ・サーキットレッスン」、そして、スポーツドライニングの実力を磨く「スポーツ走行会」です。

ただ、今回は「セィフティ・サーキットレッスン」の希望者が多く、その中にサーキット初心者と経験者が混じっていたことから、急遽「ベーシック」と「アドバンス」の2グループにわけて、それぞれがより安全に楽しく学べるようにしたということ。このあたりの臨機応変な対応はうれしいですね。

さっそく参加者たちは、講師が運転する教習車両に同乗してサーキット走行を体験。これにより、サーキットのどこを走ればいいのか、どこでブレーキをかけるのか、ステアリングをどう操作すればいいかを学びとるのです。

実は私も隙を見て太田校長の横に乗せてもらいましたが、ウェットコンディションにもかかわらず信じられないスピードでコースを疾走するゴルフRに感動しました。しかも、速いのに隣に乗っていて怖くないのが、プロのテクニックなのでしょうね。

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エンジョイ・ドライビングレッスンは、齊藤講師の指導によりスラロームなどを繰り返します。その後、齊藤講師の先導でサーキットを体験走行。記念すべきサーキットデビューを果たしています。

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一方、セィフティ・サーキットレッスンでは、ベーシックが先導付き2枠+フリー1枠、アドバンスが先導付き1枠+フリー2枠のサーキット走行を行います。

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スポーツ走行会のグループは、最後のタイムアタック「スパタイ」での好タイムを目指し、フリー走行で自分の走りを確かめていきます。

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フリー走行の途中では、三好講師が参加者のドライビングをアドバイス。また、参加者からは、「このコーナはどうやって走るのか?や「アンダーステアを出さない方法は?」といった質問があり、これに三好講師や太田校長が答えるなど、熱心なやりとりが見られました。

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そして最後に、スポーツ走行参加者によるスパタイが行われました。通常は1台ずつがタイムアタックをするのですが、この日は雨によりコースコンディションがめまぐるしく変化していました。これを見た太田校長が、公平性をたもつべく、全員がコースに入り、好きなだけタイムアタックする形式に変更。いつもとは異なるスパタイになりました。

ちなみに、下のup!もタイムアタックに登場。ゴルフGTIやゴルフRに混じり、スムーズなライン取りで華麗なドライビングを見せてくれたのが印象的でした。

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そして午後5時前にはすべての走行が終了。ウェットコンディションだけにクラッシュなどが心配されましたが、スピンこそあれ、すべてのクルマが無事にプログラムを終えることができました。「絶対にクルマを壊さない」という太田校長の考えは、参加者全員に届いたようです。

参加者からは「サーキットのコースを道幅いっぱい走ることができてうれしい」「今度はドライコンディションで試してみたい」「また参加したい」などの声が聞かれ、サーキット走行への垣根が取り払われ、スポーツドライビングへの興味が増したことがわかりました。




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和やかな雰囲気のもとで、真剣なレッスンが繰り広げられたTetsuya OTA 出光 ENJOY&SAFETY DRIVING LESSON with Volkswagen。サーキットへの第一歩としては打ってつけのイベントといえるでしょう。

今後もこのイベントが続くことを期待します。

(Text & photos by S.Ubukata)

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