情報過多のブログ時代を突き抜ける8速目のギア 「8speed.net」フォルクスワーゲンライフがもっと愉しくなるウェブマガジン

VW life 8speed.net

【912 Diary】ラリー前日、準備は万端!?
180601-Cacazan-000.jpg「The Rally - Amazing Moment -」の開催が翌日に迫った6月1日、最後の準備のためmaniacsSTADIUMへ。

さっそく行った作業がタイヤ交換。「912」 には、サイズこそオリジナルと同じ165HR15のタイヤが装着されていましたが、無名のメーカーでいつ交換したのかもわからない代物でした。

そこで、当時装着されていたといわれる「ミシュラン XAS」に交換することにしました。ミシュランでは、クラシックカー向けに、その当時の乗り味を再現すべく、タイヤサイズやトレッドパターン、扁平率などを当時のまま再現した「クラシックタイヤシリーズ」を提供しています。

XASもそのひとつで、非対称トレッドパターンを初めて採用することで、走行安定性とハンドリング性能を両立。また、最高速210km/hに対応した初めての量産タイヤでした。

180601-Cacazan-35.jpg
ちなみに、XASは、いまや乗用車用としてはほとんど使われていない、タイヤの中にチューブを入れて使う「チューブタイプタイヤ」。装着には別売りのチューブが必要です。さらに、チューブタイプタイヤ用のホイールも手に入れました。

しかし、苦労のかいあって、フロントの接地感やスタビリティが格段に向上。「50年前のクルマってこんな乗り味だったのか!」と感慨もひとしおです。クラシックカー文化を支えるミシュランに感謝!

180601-Cacazan-36.jpg
そしてもうひとつ、こだわりのドライビンググローブブランドの「CACAZAN」が、「The Rally - Amazing Moment -」参加のために、ドライバーとコドライバーのドライビンググローブを提供してくれることになり、完成品が編集部に届きました。

実は先日、ドライビンググローブをつくるためフェアに足を運んだときに事情を話したところ、912の運転に最適なドライビンググローブをつくりましょう......ということになったのです。

180601-Cacazan-22.jpg
CACAZANは素材選びの段階からこだわるハンドメイドのドライビンググローブブランド。その魅力についてはこちらのレポートをぜひご覧いただくとして、912には細く大きなウッドのステアリングホイールが装着されているため、しっかりと握るには指が露出するハーフフィンガータイプではなく、指がすっかり隠れるフルフィンガータイプを、CACAZANの出石尚仁代表に勧められました。

形が決まると、あとはセミオーダーにより自分だけのドライビンググローブをつくっていきます。まずはサイズを決めます。CACAZANのグローブサイズにはSS、S、M、L、LLの5種類があり、フルフィンガータイプの場合は少し小さめが手に馴染むそうです。

今回、ペアを組む須田 力さんはLサイズがぴったり。一方、私がSサイズとMサイズで迷っていると、出石さんは「生方さんの手はSサイズとMサイズの中間ですね。なので、Mサイズにして、縫製の段階で少し細身に仕上げておきましょうか?」とアドバイス。手づくりだからこそできるカスタマイズですね!

180601-Cacazan-1.jpg
このあと、表皮や裏地、ステッチなどの色を選んでいきます。

180601-Cacazan-3.jpg
須田さんはグリーンとボルドーに、ターコイズのステッチを組み合わせました。下の写真が出来上がりの様子です。さらに、今回はCACAZANの山型ロゴを配置し、特別な一品に仕上げてもらいました。

180601-Cacazan-23.jpg
一方、私は、912のボディカラーやウッドステアリングにあうキャメルとベージュの組み合わせにしました。

ステッチはオレンジを選んだのですが、これがメーターの針と偶然同じ色だったのには驚きました(笑)

180601-Cacazan-21.jpg
実際にウッドステアリングホイールを操作してみると、素手ではべたついた感じがあるのに対し、ドライビンググローブをはめると、当然そのべたつきはなく、ステアリングホイールをしっかりと握ることができました。しかも、グローブをしても手が蒸れないのは、暑い時期には助かりそうです

180601-Cacazan-39.jpg
車両整備に話を戻すと、フロントフードとエンジンフードのストラットが劣化し、支えられなくなっていたので、新品パーツに交換しました。

180601-Cacazan-37.jpg
フロントフードは左右2本を交換。これで"つっかえ棒"は不要になりました(笑)

180601-Cacazan-33.jpg
リヤは1本だけで支えられています。新品に替えたことで、エンジンフードが簡単に持ち上がるようになりました。

180601-Cacazan-34.jpg
作業終了後、912オーナーやメカニックと、運転するうえでの注意点などを確認し、この日のスケージュールは終了。これでなんとか準備が整いました!

あとはイベントを思いっきり楽しむだけです! 

180601-Cacazan-38.jpg
(Text & Photos by S.Ubukata)

■ 関連記事