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Author:太田哲也

1959年11月6日生まれ。自動車評論家・レーシングドライバー。4年連続でルマン24時間レースにフェラーリで出場するなど日本一のフェラーリ遣いの異名を取ったプロフェッショナル・レーシングドライバー。ライフワークとして若い世代に「チャレンジする素晴らしさ」を伝える社会貢献活動『NPO法人KEEP ON RACING http://www.keep-on-racing.com』の代表を務める。

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第6話 GTIのエクステリアを小物で攻めてみる!
140703-Ota-16.jpgインテリアとともにこだわりたいのがGTIのエクステリア。太田哲也的ドレスアップ、お手並み拝見といきましょう!

太田:このあいだ、ウブちゃんがアウディA3で来たとき、うちの女性スタッフが「アウディとフォルクスワーゲンって、見た印象がだいぶ違いますね。絵本の『都会のネズミと田舎のネズミ』という感じですかね?」っていうんだよ。

ウブカタ(以下ウブ):なかなか鋭いというか、厳しいというか......。

太田:フォルクスワーゲンとアウディって、パサートよりも上のモデルは中身も違っていて明らかに違うクルマに仕上がっているけど、このゴルフとA3や、ポロとA1のように技術や性能がほぼ同じモデルだと、あえて内外装の質感で差別化しているようなところがあるね。

ウブ:とくに最新のゴルフとA3は、「MQB」によって見えない部分の統一化を徹底して図っていますからね。

太田:ゴルフ7の基本デザインは格好いいと思うけど、あらためてひとつひとつのパーツを見ていくと、フィニッシュのこだわりようは明らかにアウディのほうが上だね。フォルクスワーゲンは、あえて差別化して実用車にとどまらせようとしているようにも感じるよ。

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ウブ:カッコ良すぎないのがフォルクスワーゲンの伝統ですから(笑)

太田:たぶんそのほうが広くマスにウケる。販売好調なのはそんなことも理由のひとつだろうなぁ。だが、オレとしてはそうした"あえて狙った実用ファミリー色"を消したくてさ。アウディのようにもう少し内外装を飾ったらいいと思うんだ。

ウブ:その気持ち、よくわかります。だから、堅実なフォルクスワーゲンオーナーのなかにもドレスアップを楽しむ人が少なくないんでしょう。僕もそのひとりでしたが(笑)

太田:だからといってデザイン全体をいじるのは大掛かりなので、まずは「小物」から手をつけてみようと思って。My GTIを見てよ。

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ウブ:たとえばミラーですね。確かにあのブラックのミラーは、トルネードレッドのボディにアクセントを与えていますね。

太田:GTIに限らず、最近のサイドミラーは後方視界を確保するために、どんどん大型化してきている。それがボディ同色だとやたら目立って、ダンボの耳みたいで......。そもそもミラーって格好のいいパーツではないと個人的には思うんだ。レースカーのミラーは小さいから格好いいわけで。

ウブ:それであえて目立たないようにブラックにしたんですか?

太田:アウディはアルミ風のシルバーに仕上げて特別感を醸し出している。それもいいけど、塗装だと飛び石が当たって剥げるリスクも高い。飛び石でも目立たないのはやっぱり黒かな。

ウブ:で、カーボン調に。

太田:おいおい、よく見てよ。これ、ミラーケース自体をリアルカーボン化したんだよ。

ウブ:すいません、てっきりカーボン調シートを貼ったものかと......。

太田:それだと必ずどっかにしわが寄ったりするし、それにあくまでもシールなので「そこまでしてカーボンに見せたいの」と思われそうで、"スズメバチもどき"みたいで好きじゃないんだ。

ウブ:オトコは本物にこだわらないと!

太田:普段乗っているジュリエッタQVも純正のインパネにカーボンシートが貼ってあって、それがずっと気になっていて、このあいだついに剥がして本革に張り替えたよ。最近はレースカーの装飾にもカーボンシートが利用されることがあるけど、何か安っぽいんだよね。レーシーだけどラグジュアリーさはない。

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ウブ:ミラーカバーをつくるという手もあるんですよね?
 
太田:ミラーケース本体に被せるカバータイプの製品はよく市販されているよね。でも、あれだとミラー側から見たときに切り口が見えてしまう。半ズボンの下からパンツがのぞいているみたいで、「あっ、カバーなのね」っていう感じ?

ウブ:すごい例えですね。太田さんの短パンハミ出し姿をつい想像してしまいました......。

太田:そう?(笑) それはそれとして、ミラーケース自体をカーボン化することで、本物感が出たと思う。ただ、ちょっと失敗だったのは、ミラーのふちに段差がついていて、そこを処理し忘れたことかな。そこだけは残念ではある。

ウブ:それは、いわれないとわかりませんが......。

太田:まあ、ラグジュアリー&スポーツの雰囲気が醸し出されてきて、フェラーリのような雰囲気になったんじゃないかな。あくまでも自己満足かもしれないけど。

ウブ:その自己満足が大事なわけですから。

太田:そうなんだよね! 自己満足が大事だよね! 次に目をつけたのがBピラーだよ。ゴルフはアルファみたいに無塗装の樹脂でないだけまだいいけど、できればアウディのようなウインドーまわりの一体感を取り入れたいと思ってさ。

ウブ:上品に仕上がってますけど、何でつくったんですか?

太田:SU304というステンレスで一番いいやつ。これなら経年変化に耐えられる。それをブラック鏡面にしたというのがミソなんだ。もしこれが通常のミラータイプだとやんちゃな雰囲気になってしまうところだけど、ブラック鏡面だといい感じじゃない? 実際に装着してみると予想以上の出来映えで、サイドウインドーとの一体感も生まれて、アウディを通り越してランボルギーニ的な上級車の雰囲気が醸し出されたんじゃないかな。褒め過ぎかな(笑)

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ウブ:やはり最後はイタ車なんだ(笑)

太田:そういうコンセプトだから。それと前回の内装編レポートを見て気づいてくれたかもしれないけど、ノンスリップアルミペダルをゴルフGTIの2ペダル用につくってみた。表面がラバーだと経年変化で硬化してしまい、雨の日に滑ってしまうこともあるけど、突起加工がしてあるので滑らない。ペダルを大きめにするとともに、ブレーキペダルを左側に張り出して装着することによって、アクセルとブレーキの間隔を広げることができる。おのずとペダルの中心を踏むようになるから踏み間違い防止の効果も高いんだ。


ウブ:なるほど、デザインと機能性の両立ですね。そこはドイツっぽいですね。ところで、アルミホイールが僕のA3と同じプロドライブの「GC-05N」ですね。でも、このあいだ見たときは19インチだったような......。

太田:ポリッシュタイプの19インチは街乗り用で、サーキット用はこのガンメタの18インチなんだ。これがカーボンミラーケースとよく似合うんだなぁ。ガンメタとカーボンって相性がいいみたい。それでいまは、ナンバープレートの台座もカーボンでつくってみようかなと考えている。

ウブ:僕のA3はブラックですが、ずいぶん印象が違いますね。

太田:ゴルフのチューニングというと、光物をなくしブラックアウトして不良っぽくする傾向があるようだけど、行き過ぎると極悪っぽくなってしまう。オレとしてはラグジュアリーテイストも入れたうえでのスポーツ路線を狙っているので、ブラックではなくガンメタくらいが"ちょいワル"でいいのかな......。あっ、ちょいワルは死語か(笑)

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