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Author:小倉 正樹

1950年生まれ。伊藤忠オート、日刊自動車新聞社を経て自動車専門誌「LE VOLANT」編集部に。同誌編集長、「VW GOLF FAN」編集長を経てフリーに。

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還暦人は落ち着いた
110406ogu001.jpgこのコラムの更新がとても遅くなったことをお許しいただきたい。大震災があって、被災された方のことを思うと、心が鬱ぎ、なかなか原稿を書くという気分になれなかったのだ。それでも、このままではいけないと考えはじめ、ようやくなにかしら書こうと・・・


■挫折の後に

還暦を迎えて、自分で自分を祝ってあげる計画は、前回記したように、赤い新車を買うのも、ゴルフ2をプチレストアして赤く全塗装するというのもやめた。このため、これまでのオグラの行動パターンから推測して、絶対にダイエットでいうところのリバウンド、心理学でいうところの代償行動が出ると思っていたのだが、かつて在籍した某LV編集部の後輩のおかげでなんとか突飛な動きをせずに済んだ。彼女は、次に乗るクルマを決め、長年愛用していたアウディA4(B5)の1.8Tクワトロを手放すことになったその時に、オグラが以前クワトロに乗りたがっていたことを思い出してくれたのだ。

110406ogu002.jpg多分、オグラに譲ることを決めたのには、次のような理由があると思う。彼女としては、何年も乗ってきたクルマを、たとえば買い取り店に出すとか、結果的にまったく見ず知らずの人に渡すことになるのが、なんというか耐えられなかった。想い出がいっぱい詰まっている。手放すにしても、このクルマのよさ、魅力を分かってくれるクルマ好きに、そしてそこそこつきあいのある人にもらって欲しいと考えたに違いない。愛犬のような存在とまではいわないが、別離が現実的なことになって、いとおしさがこみ上げてきたというところだろう。その気持ち、よく分かる。

二度三度、電話でやりとりをして、クルマを受け取る日を決めた。その日、彼女はオグラの自宅までクルマを運んできてくれた。しかも、おそらく、ワザワザ洗車満タンにして。もう譲ってもらうことを決めていたので、試乗ということではなかったが、彼女を助手席に乗せて走り始めた。クルマの状態のレクチャーを受けるなどして、しばらくすると、彼女はいった。「ワタシ、運んでくる途中、なんだか急に悲しくなって、泣いちゃったんです」。そういうヤツなのである。

110406ogu003.jpg■小さな噴水付き!?

そんなわけで、オグラの手元にアウディA4の1.8Tクワトロがやってきた。走行距離は13万5,000㎞を超え、ショックアブソーバーが抜けているのは明らかだが、状態はそれほど悪くない。それに、1.8Tクワトロというのに、すべてがオリジナルに保たれている。なーんもしていない。そこで、オグラが考えたのは、このオリジナルの状態を保つ方向でのプチレストアをやって、本来の姿を取り戻してやるということ。それがいいと思うのだ。

110406ogu004.jpgボディカラーはご覧の通り、イエロー、黄色である。還暦であって、決して米寿ではないのに黄色いクルマがくるとは、である。しかし、ある意味、赤以上に派手な黄色であることが、オグラの代償行動に向かわせる勢いを殺いでくれたようにも思う。おかげで、リバウンドせずに落ち着くことができた。後輩に感謝、である。

オグラはいま、コイツに結構癒されている。というのは、エンジンをかけると、メーター中央の液晶パネルに、小さな噴水が現れるからだ。ウィンドーウォッシャーのセンサーが壊れていて、タンクに水を足しても消えないままということなのだが、これがカワイイ。とりあえず、このままにしておこうかなと思ったりしている...。

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