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Author:小倉 正樹

1950年生まれ。伊藤忠オート、日刊自動車新聞社を経て自動車専門誌「LE VOLANT」編集部に。同誌編集長、「VW GOLF FAN」編集長を経てフリーに。

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ゴルフ2用汎用タワーバー最終報告
101012ogu01.jpgオクヤマのゴルフ2汎用タワーバーが、ほぼ最終試作という段階まで来た。前回、紹介したのはモータースポーツ用ともいうべき一体型だったが、今回のものは本命というべき汎用タイプ。16V、8Vを問わずに装着可能となるはずのものだ。

■そう簡単ではない開発

このタワーバーは、今年1月23日、本コラムにアップした"ゴルフ2用タワーバーの経過報告"で一度お伝えした汎用タイプのいわば量産プロト。タワートップの取り付け部を一般的なドーナッツ形状とし、バーの両端をY字形状にしてより高い剛性を求めるとともに、バーだけの脱着を可能としている。バー単体を取り外せるようにしたのは、もちろん、エンジンルーム関連の整備性を向上させるため。ショップ、整備工場の要望に応えたものだ。

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1月時点の試作品は、タワーのサイド前側の取り付け穴にボルトを通して締め込んでいくと、ベース板の後ろ側が浮き上がってしまうことや、向かって左側のタワートップにあるエアコンのラインにステーが干渉してしまうなど、いくつか問題が出た。そこで、ベース板はタワーサイド前側の取り付け穴を省略して、ドーナッツ形状のみとすることを基本に、さらに洗練された改良型を製作することになっていた。が、その後、オクヤマの開発部門は多忙を極めたようで、この汎用タイプの開発は一時棚上げとなってしまうのだ。

バーを脱着可能としたタイプは、この前にも試作されている。一体型と同様の、タワートップ2カ所とタワーサイド前側1カ所に取り付け穴を設けたベースに、左右2本ずつ計4本のボルトでバーを組み付けるというタイプだった。が、これは、スロットルボディ(DOHCエンジンの)のバタフライ軸上端にバーが干渉するのを防ぐため、ややバーの高さを上げたことで、今度はボンネット側に干渉。もうひとつ剛性感に欠けていたことから、ボツになっていた。

■より洗練されたデザインに

開発が一気に進んだのは、オグラが依頼していた一体型のタワーバーの開発がうまくいって、問題となっていたバタフライ軸上端のバー干渉が解消されたためといえそう。オクヤマの開発陣はオーバル形状のバーを前傾(前転)させることで、バタフライ軸上端とのクリアランスを確保したが、このデザインを汎用タイプにも流用する方向となったのだ。

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量産プロトはご覧の通り、1月時点の試作品と比較すると、かなり洗練されている。メインバーのサポートバーは小さな径の棒状となり、ゴツイ印象がなくなった。3つの取り付け穴は、オクヤマが推奨する位置。

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念のため、お伝えしておきたいのは、タワートップの取り付けは3カ所あるいは4カ所が必要とオクヤマの開発陣が語っていること。オグラもこの量産プロトをテストさせてもらったが、穴を新たに開けるのを嫌って、前から装着されていたタワーバーの取り付け穴2カ所を使うことにしたため、装着してしばらくすると、ドーナッツ形状の板が歪んでタワーのトップから浮き上がる部分ができてしまった。そういうことなのである。

現在、この量産プロトは、ゴルフ2の専門店であるスピニングガレージに送られて様々なモデルに対してのフィッティングテストが行なわれている。その結果の手直しが終われば、いよいよ市販モデルが登場するはずだ。ご期待あれ!

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