170912-IAA-01.jpgフランクフルトショーの開幕を前日に控えた2017年9月11日、「フォルクスワーゲン グループ ナイト」が開催され、フォルクスワーゲンは次世代の電気自動車「I.D. CROZZ II」を発表した。
今回公開された「I.D. CROZZ II」は、2017年4月に上海モーターショーでワールドプレミアを果たした「I.D. CROZZ」の改良版で、内外装に手直しが加えられている。

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たとえば、前後ライトはより量産モデルに近いデザインに変更されているという。

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BピラーのないI.D. CROZZ IIは、スイングドアとスライドドアを開くことで大きな開口を確保。ボイスコマンドによるドアの開閉や、自動運転モードの起動/停止が可能である。"オープンスペース"と呼ばれる室内は、さまざまなシートアレンジが楽しめる。

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I.D. CROZZ IIは前後アクスル間の床下にバッテリーを格納。各アクスルにそれぞれモーターを配置することで電動式の4MOTION(=4WD)システムを構成する。モーターの総パワーは225kWで、最高速180km/h、1回の充電で500kmの走行が可能である。

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フォルクスワーゲンは、2020年にゴルフクラスの電気自動車である「I.D.」とクロスオーバーの「I.D. CROZZ」を、また、2022年にはマイクロバスの「I.D. BUZZ」を市場に投入する予定だ。

さらにグループ全体では、2025年までに電気自動車を50モデル、プラグインハイブリッド車を30モデルに増やし、2030年までには300以上あるグループ各社の全モデルに少なくとも1つの電動車両を設定することを目指している。このための設備投資は200億ユーロを超える見込みだ。

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(Text by S.Ubukata)

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