160613-WRC-01.jpg2016年6月9日〜12日、WRC第6戦ラリー・イタリア・サルディニアが行われ、フォルクスワーゲンはラトバラとオジェが表彰台を獲得した。
ラリー・イタリアは、地中海に浮かぶリゾート地、サルディニア島が舞台となるラリー。北西部の街、アルゲロを拠点とし、19のSS、SS距離322.82km、総走行距離1290.37kmで争われるグラベルラリーだ。

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9日(木)のスーパーSSで開幕したラリー・イタリアは、2日の10日(金)、首位が6度も入れ替わる混戦となった。フォルクスワーゲン勢は、ヤリ-マティ・ラトバラが一時は首位に立ったものの、SS7でティエリー・ヌービル(ヒュンダイ)に首位を奪われてからは2位のポジションに甘んじることになる。これに、セバスチャン・オジェとアンドレアス・ミケルセンが続く。

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11日(土)もラトバラの攻めの走りは続き、SS12終了時にはトップとの差を2.9秒まで縮めたものの、この日の終わりには16.1秒まで差が開いた。オジェはトップから1分15秒遅れの3番手。ミケルセンはSS14で岩にヒットし、デイリタイヤを喫してる。

最終日の12日(日)はラトバラ、オジェともにポジションを守ることを優先。これにより、ヌービルが優勝、2位がラトバラ、3位がオジェという結果となった。

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レース後、ラトバラは「マニュファクチャラー部門のリードを拡大できました。優勝できなかったのは残念ですが、このラリーとは相性が良くなかったので、2位は上出来といえるでしょう」とコメントした。

また、フォルクスワーゲン モータースポーツ ディレクターのヨースト・カピートは「またしても選手権のリードを拡大し、タイトル防衛に向けて一歩前進することができました。ラトバラが復活し、スタート順のハンディを考えると、オジェは最高の順位でフィニッシュしてくれました」と述べている。

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次戦、ラリー・ポーランドは6月30日から。このところ優勝を逃しているだけに、表彰台の頂点を獲得してほしい。

(Text by S.Ubukata)

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