160517-VW-3.jpg2016年5月17日、フォルクスワーゲン グループ ジャパン(VGJ)は都内ホテルで記者会見を開き、信頼回復に向けた新プロジェクトとして「Think People. ACTION」を進めると発表した。
160517-VW-1.jpg記者会見の冒頭、この3月にVGJの代表取締役社長兼最高経営責任者に就任したティム・シェア氏は「私たちは、いまさまざまな難題に直面しています。それは、昨年来の排ガス問題だけによるものではありません。競争が高まりつつある市場環境のなかで現状を評価しなくてはならないのです」と語っている。
そしてシェア氏は「私たちの最優先課題は、あらためてお客さまにとってより身近なブランドになることです。お客さまを真ん中に置くことは、われわれのブランドが回復するための大前提です。これが、新規顧客の獲得と、フォルクスワーゲンを選んでくださっているお客さまへの恩返しと考えています」と述べた。

ブランド回復のためにスタートしたのが「Think People.」と銘打ったキャンペーンだ。これについてシェア氏は「『Think People.』は私たちの原点に戻ること。そして、フォルクスワーゲンがPeople's Brandに戻るという取り組みです」と語る。

160517-VW-2.jpgこれを受けてマーケティング本部長の正本嘉宏氏は「フォルクスワーゲンは初代ビートルから、いつの時代もPeople's Carとして最新のテクノロジー、最高のクオリティをひとりでも多くのお客さまに提供する、最高のモビリティを提供するブランドとして仕事を続けてきました」と説明。
さらに続ける。「また、細部まで徹底的につくりこむことによって、お客さまに長く愛し続けていただけるブランドでもあります。私たちは、フォルクスワーゲンのクルマづくりの原点にあらためて立ち返り、いま一度、お客さまに対して何をすべきか、私たちとして何ができるのかを見つめ直してきました。『Think People.』は日本独自のスローガンです。私たちはこのスローガンのもと、全社を挙げてお客さまの信頼を再度勝ち取り、そして日本のお客さまにより身近なブランドとして、再スタートしたいと思います」。

「Think People.」のスローガンのもとで行う活動が「Think People. ACTION」であり、具体的には、次の5つのアクションを進めるという。

160517-VW-4.jpg
■より魅力的な商品をお届けするために。

主力モデルである「ポロ」、「ゴルフ」、「ゴルフ ヴァリアント」の商品力を強化する。その内容はこちらのニュースを参照のこと。

■VWをより気兼ねなくお乗り頂くために。

VGJでは、残価設定型ローンの「ソリューションズ」を用意している。VGJの場合、残価での買取保証を行っているのが大きな強みだが、さらに、バンパー&ドアミラー補償サービスを無償付帯することで、さらなる安心感を提供する。

■VWのある生活をさらに充実したものにするため、より安心してお乗り頂くために。

新車には「安心プログラム」と呼ばれるさまざまなサポートが付帯している。このうち、これまで3年間・24時間体制だったロードアシスタンスサービスを5年に延長する。

■VWをより身近に体験して頂き、確かな選択肢としてご納得して頂くために。

1泊2日のプログラム「Volkswagen Group Japan 豊橋本社ツアー」を開催する。すでに、4月22日〜23日に第1回目を開催し、5月27日〜28日には2回目を開催する。さらに、9月、10月にも開催を予定している。

また、フォルクスワーゲン車をじっくりと試すことができる「Volkswagenのある生活〜3週間じっくり試せる試乗キャンペーン」を年5回実施の予定。さらに、フォルクスワーゲンの技術を体験する「Volkswagen Tech Day」やオーナーを紹介する「My Volkswagen Story」により、その魅力を伝える。

■VWとオーナー様の絆を尊重し、さらに深めるために。

フォルクスワーゲンオーナーとともに、VGJのイベントや広告、サービスなどについて話し合う「Our Volkswagen(オーナーボイス委員会)」を年5回実施する予定。また、正規ディーラーにおいて、エコドライブやメインテナンスについて学べる「Volkswagen Owner's Clinic」を全国に展開。さらに、体験型カスタマーイベント「Volkswagen Day 2016」を開催する。

こうした活動を通じて、「日本の皆さんにとって、いままで以上に身近なVolkswagenになる」というVGJ。「Think People. ACTION」によって日本の消費者の意識を変えることができるのか? その取り組みを見守ることとしよう。

(Text by S.Ubukata)

This article is a sponsored article by
''.