100827vwlogo001.jpgのサムネール画像2015年12月16日、フォルクスワーゲン グループは、ドイツ自動車交通局(KBA)に提示していたEA189ディーゼルエンジンの対策内容が承認され、2016年1月から順次リコールが実施される。
フォルクスワーゲン グループがドイツ自動車交通局(KBA)にリコール対策の内容を提示していたことはすでに伝えたが、その内容が承認され、2.0 TDIは2016年の第1四半期から、1.2 TDIは第2四半期から、1.6 TDIは第3四半期から、それぞれ対策がスタートする。

フォルクワーゲンのプレスリリース(和訳)は以下のとおり。

窒素酸化物(NOx)案件:お客様に通知すると共に対策を開始

・対象となる EA189(1.2 リッター、1.6 リッター、2.0 リッター)ディーゼル エンジンの対策がドイツ連邦自動車交通局(KBA)によって承認
・今後の進め方をお客様に通知
・対策の実施は 2016 年 1 月末から開始
・ヨーロッパにおける窒素酸化物(NOx)案件解決に向けた重要な一歩

ウォルフスブルグ 2015 年 12 月 16 日

フォルクスワーゲン グループは、EA189(1.2、1.6、2.0 リッター)エンジンの具体的な対策をドイツ連邦自動車交通局(KBA)に提案しました。徹底した検証の結果、KBA はすべての対策を承認し、これにより、全対象車の解決策が確認されたことになります。間もなく車両の所有者に次のステップが案内されます。対策を迅速に完了させるため、フォルクスワーゲンは 2016 年に入ってすぐに対策を開始します。

技術的対策を開発する際に、お客様の立場を考えたソリューションを見つけることに重点が置かれました。対象となる EA189 ディーゼル エンジンの対策は、以下のとおりです。

- 1.2 リッターおよび 2.0 リッター エンジンについては、ソフトウェアの更新が行われます。実質的な作業時間は 30 分以下です。
- 1.6 リッター エンジンについても、ソフトウェアの更新が行われます。さらに、「整流器(フロー レク ティフィア/トランスフォーマー)」と呼ばれるメッシュ材をエアマスセンサーの直前に装着します。 作業に必要な時間は、1 時間以内です。

これらの対策は、ヨーロッパ(EU 域内の 28 市場)で適用されます。対策済みの車両は、その目標として、エンジン出力、燃費、または性能に一切の影響を与えず、排ガス基準に適合させることでした。ドイツのお客様には、KBA から住所が提供され次第、対策が通知されます。

対象車両のオーナーには、最初のレターでリコールが予定されていることが通知されます。同時に、 フォルクスワーゲンの販売店への連絡を、書面での案内が届くまでお待ちいただくことをお願いしています。2 通目のレターでは、対象となるお客様は、技術的対策を実施するため、選択した販売店に 都合の良い日時の予約を入れるようお願いすることとなります。

計画では、対象車両をいくつかの段階に分けて販売店に持ち込んでいただくこととなります。対象となる 2.0 リッター エンジンの対策は、2016 年の第 1 四半期から、1.2 リッター エンジンは、来年の第 2 四半期から開始されます。最後は 1.6 リッター エンジンを搭載した対象車で、2016 年第 3 四半期から対策が実施される予定です。

フォルクスワーゲン AG は、対策が実施されている間に、移動手段が制限されるといった、お客様にとっての不便が生じないように万全を期します。これに関連して、フォルクスワーゲン ブランドは、すべての対象となるお客様に、必要に応じて適切な代替移動手段を無料で提供することを保証しています。

フォルクスワーゲン AG は、EA189 エンジン搭載車にインストールされるソフトウェアに関連する、 証期限を 2017 年 12 月 31 日まで延長することを表明しています。この期限の延長は、車両本体の保証期限が過ぎていても適用されます。そのため、対策の実施までに時間がかかったとしても、お客様が不利益を受けることはありません。これは、対象となるすべてのお客様が、上記の期間中に必 要な対策が実施されるまで、安心して待つことができることを意味しています。

確実に言えることは、該当車両は、技術的に安全であり、道路上での使用における支障はありません。 

注記:本プレスリリースに記載される情報は、フォルクスワーゲン グループ オブ アメリカとフォルク スワーゲン カナダの製品またはサービスについて述べたものではありません。

<日本に正規輸入されているフォルクスワーゲン車について> 日本に正規輸入されているフォルクスワーゲン車につきまして、本件の対象となる車両はございません。

(Text by S.Ubukata)

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