151116-WRC-02.jpg2015年11月13日〜11月15日、WRC第13戦ラリー・グレートブリテンが行われ、フォルクスワーゲンのセバスチャン・オジェが今季8勝目を挙げた。
今季最終戦となるラリー・グレートブリテンは、ウェールズで開催されるグラベルラリー。今年で71回目を迎え、19のSSで勝負が争われる。

初日の13日は雨に見舞われたが、先頭からスタートしたセバスチャン・オジェは6つのSSのうち5つでトップタイムを叩き出し首位を快走。また、前戦のラリースペインでWRC初勝利を手にしたアンドレアス・ミケルセンも3位につけた。

一方、ヤリ-マティ・ラトバラはSS2でリタイヤし、早々に優勝争いから離脱している。

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2日目の14日もオジェとミケルセンは好調な走りを見せ、オジェがが4つのSSで、また、ミケルセンが2つのSSでトップとなり、オジェが2位との差を広げる一方、ミケルセンも3位のポジションを確かなものとした。

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最終日の15日は、優勝争いから遠ざかったラトバラが意地を見せ、4つのSSすべてでトップタイムをマーク。一方、ミケルセンは3つのSSで2番手タイムを叩き出したが2位のクリス・ミーク(シトロエン)には及ばず、3位で競技を終えた。

オジェはミークに26秒0の差をつけて今季8回目、通算32回目の優勝を果たした。これによりフォルクスワーゲンは全13戦のうち12勝という素晴らしい成績を残すことになった。

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競技後にオジェは「この勝利をパリで起きた残虐なテロの犠牲者の方に捧げたいと思います。今回の結果は、最高の1年に華を添えるものだと思います。全員の素晴らしい仕事がなければ達成できなかったでしょう」と述べた。

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フォルクスワーゲン モータースポーツ ディレクターのヨースト・カピートは「今日は祝福をするようなムードではありませんが、今シーズンの成功をさらに強調するラリーとなりました。3年連続の世界チャンピオンを獲得し、それぞれのドライバーが勝利を重ねるという素晴らし い1年でした。第2世代のポロ R WRC でこの成果を収めたことを、心から誇りに思います」と述べ、この1年を締めくくった。

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(Text by S.Ubukata)

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