130804-ThinkBlueChallenge-13.jpg2013年8月4日、フォルクスワーゲンのエコドライブ国内選手権「Think Blue. Challenge 2013」が、神奈川県横浜市のパシフィコ横浜で開催された。



Think Blue. Challenge 2013は、この9月にフォルクスワーゲンがドイツで開催するエコドライブ世界選手権「Think Blue. World Championship 2013」の日本代表選考会。フォルクスワーゲン グループ ジャパンのウェブサイトからエントリーした約120名のなかから、書類選考で残った20名が、日本代表の座をかけてエコドライブの腕前を競う。

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日本代表選考会はこれで3度目。毎回、使用する車両や走行コースが異なり、今回はいま話題のゴルフTSIハイラインを使用。横浜・みなとみらい地区を中心に、高速16.5km、一般道6.2kmの計22.7kmを走行する。

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走行にあたっては、イコールコンディション化を図るために、エアコンは常時オンとし、さらに、ドライビングプロファイルなどの車両設定はすべて同じとする。タイヤの空気圧も統一。

また、燃費計測時は助手席にオブザーバーが乗車するが、体重差によって有利・不利が生じないようにバラストを積んでこれに対応する。車両によってはスライディングルーフが装着され、車両重量が重くなっているが、これもバラストで調整する。

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代表選考は、予選と決勝の2段階選抜。予選は"スマートドライバー選抜競技会"と位置づけられており、走行時の燃費データに加えて、運転時の法令遵守の精神やマナー、安全かつスムーズなドライビングが試される。

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130804-ThinkBlueChallenge-11.jpg競技では、5分ごとにスタートし、思い思いのペースで決められたコースを走行する。どの区間をどんな速度、どのギヤで走るかはドライバーに任される。もちろん、マニュアルシフトも可能だ。

ただし、40分を超えた場合には、10秒超過ごとに、燃費を1.0km/L減算するというペナルティが待っている。また、制限速度を大きく超過した場合もペナルティの対象になる。

さらに、予選では、グループごとに、エコドライブの考え方やふだんのドライブで心がけていることなどをインタビュー。その回答もポイントとして考慮されるのだ。

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130804-ThinkBlueChallenge-22.jpgそして、20名の中から、予選を勝ち抜いた4名が決勝に進出。決勝は、純粋な燃費勝負となる。
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予選と同じコースを走行し、ベストの燃費を叩きだしたのは......。

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130804-ThinkBlueChallenge-20.jpg21.0km/Lをマークした田島 実さん。JC08モード燃費の19.9km/Lを上回ることができた。ちなみに、2位は20.7km/Lを記録している(上の写真は、ゴール後、クルマを移動したあとに撮影したため、記録とは数字が異なる)。
田島さんは、以前、VWエコドライブトレーニング(現在のThink Blue. Training)に参加したことがきっかけで、フォルクスワーゲンとエコドライブに目覚めたという。愛車は2010年モデルのゴルフ・トゥーランだ。

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日本代表に選ばれた田島さんは、9月7日から9日まで、ドイツで開催されるThink Blue. World Championship 2013に参加する。「自分が日本チャンピオンに選ばれていいのかと最初は少し戸惑いましたが、参加する以上は優勝を狙いたいと思います」とコメント。

表彰台を目指して、頑張ってほしい。

(Text by S.Ubukata)

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