131112-Ishikawa-01.jpgおなじみISHIKAWA ENGINEERINGの石川 隆代表が、読者の疑問の答えます。今回は「ばね下重量」と「スタビライザー」について。



Q:「ばね下重量」は軽くしたほうがいいと聞きます。反対意見もあるようですが、どちらが正しいでしょう?

ばね下重量を軽くすると、乗り心地の改善や走行性能の向上というメリットがあります。一方、重くなるとサスペンションのバタつき、乗り心地の悪化などにつながります。反対意見というのはわかりませんが、何か目的があって重くするのでなければ、迷う必要はないでしょう。

Q:スタビライザーを強化すると、直進安定性やコーナリング性能が向上するのでしょうか? また、交換するならパイプがいいと聞きますが、強度は大丈夫でしょうか? 変えるなら、前後ともに変えなくてはなりませんか?

スタビライザーの強化によって、車体のロールするスピードを抑えることができます。このため、コーナリング時の車体の姿勢が安定したり、高速走行時の安定性が高くなります。ただし、低速走行時はサスペンションの動きを抑制してしまうので、場合によっては少し左右の揺れを感じるようなことがあります。目的がコーナリング性能、高速安定性の向上であれば、交換(強化)するとよいでしょう。

131112-Ishikawa-02.jpg
スタビライザーのタイプによる強度は、その材質や径によります。スタビライザーは、軽量かどうかという観点ではなく、効果で検討されたほうがいいと思います。どのメーカーのスタビライザーを選べばいいかは購入するショップでご相談ください。

スタビライザーはセッティングをどうするかで組み合わせや強さを選ぶものですから、必ずしも前後セットで変更する必要はありません。FF車の場合は、リアから強化して、必要であればフロントという順番を推奨します。

(Text by T.Ishikawa)

This article is a sponsored article by
''.