情報過多のブログ時代を突き抜ける8速目のギア 「8speed.net」フォルクスワーゲンライフがもっと愉しくなるウェブマガジン

VW life 8speed.net

<   2010年7月   >
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31

Author:石川 隆

1967年生まれ。国家2級ガソリン整備士。現在、イシカワエンジニアリングを経営中。

最近のエントリー

カテゴリー

過去の記事

RSSフィード

Q:エアフィルターについて
100721ITT001.JPGQ: 純正交換タイプのエアエレメントが社外品で販売されていますが、純正と比べてどのような効果がありますか?



A:純正交換タイプの社外製エアエレメントは、BOSCH などほぼ純正同等の乾式タイプ、そしてK&N、BMC製など空気の透過性能を向上させた湿式タイプがあります。エアエレメントの役割は外気の砂やごみ、ほこりなどがエンジン内部に吸い込まれないように吸入空気を浄化するものですから、エアエレメントの優劣はエンジンの性能や燃費にも大きく影響します。

100721ITT002.JPGもし仮にエアエレメントが完全に目づまりした場合、エンジンはアイドリングを維持できなくなり、エンジンストールします。そこまで極端でなくても、エアエレメントが汚れて空気の透過性能が落ちれば、エンジンは出力を発揮するために必要な吸入空気を十分に得ることがでません。その結果エンジン本来の性能を発揮できなくなり、またアクセル開度も必然的に大きくなるので燃費も悪化します。

100721ITT003.JPG普段車に乗っていると、実はこのような状態に気がつかずに使用されているケースも珍しくないのです。家庭用エアコンのフィルターが汚れていしまい、掃除したらエアコンの音が静かになったということは多くの方が経験したことがあるのではないでしょうか?エンジンも同じで、吸入空気の透過性能が向上することによりアクセル開度が少なくてもエンジンがスムーズに回るようになり、出力、トルク共に向上し、結果として燃費の向上にも繋がるということになります。

100721ITT004.JPG百聞は一見に如かずということで、今回は動画にて比較テストの模様を紹介します。比較テストに用いたエアエレメントは純正同様の乾式エアエレメント(左)とK&N製リプレイスメントの湿式エアエレメント(右)です。

比較方法は、吸入した空気によってクリアパイプ内部にあるピンポン球が持ち上がるという装置を使用して行いました。動画の中で行ったテストの順序は以下の通りです。

1.最初に純正タイプのエアエレメントを装置にセットし、ピンポン球がクリアパイプ内のほぼ上部まで持ち上り留まるように吸入空気のバイパスポートを調整します。

2.次に同じ条件のままK&N製エアエレメントに差し替えて、装置のスイッチをONにします。ピンポン球は純正タイプのエアエレメントと比較するとクリアパイプ上部のストッパーに強く当たるほど早いスピードで跳ね上がります。エアエレメントを交換したことで吸入抵抗が減少し空気を吸い込む量が増えたことでピンポン球を持ち上げる力が強くなったことが分かります。

3.今度はK&N製エアエレメントを装着した状態ままで、吸入空気のバイパスポートを開放して、クリアパイプ内のピンポン球が最初に純正タイプのエアエレメントで行った時と同じ様にクリアパイプ内上部付近に留まるように調整します。

4.再び純正タイプのエアエレメントに戻し、装置のスイッチをONします。純正タイプのエアエレメントの場合では吸入抵抗が大きくなり、ピンポン球を持ち上げることが出来なくなります。


今回の実験で分かるように、同じ吸入条件でもエアエレメントの透過性能が向上することで吸入抵抗が減り、エンジンの負荷が低減されます。エンジンは吸入空気を取り込むことで性能を発揮するマシンですから、エアエレメントがいかに重要なファクターであるかが分かります。

普段は見ることのないエアエレメントですが、機会があれば点検して交換してはどうですか。きっと、今までよりもエンジンが軽くなったような印象を受けるでしょう。

◆8speed.netでは皆さんの疑問・質問を募集しています。

こちらに ある【エディターチームより】をご確認いただきましてから、お問い合わせフォームより送ってください!お待ちしております!!
トラックバック(0)
URL:http://8speed.net/blog/mt-tb.cgi/1016

■ 関連記事