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【ミニ試乗記】ゴルフR/ゴルフGTI
170629-R-5.jpgマイナーチェンジした「ゴルフR」と「ゴルフGTI」を試乗。その走りをチェックした。

※マイナーチェンジ前の試乗記はこちら

すでにニュースでお伝えしているとおり、フォルクスワーゲンの主力モデル「ゴルフ」がマイナーチェンジし、GTEを除く各モデルが一気に日本に上陸した。

マイナーチェンジのハイライトは、エクステリアのリニューアルやインフォテインメントシステムの機能向上、「フォルクスワーゲン オールイン・セーフティ」と呼ばれるドライビングサポート技術の充実など。これらについてはすでにインプレッションで触れているので、ここではゴルフRとゴルフGTIの走りについてレポートする。

まずはこちらのゴルフR。今回のマイナーチェンジでは、2.0 TSIが本国仕様同様、最高出力310ps、最大トルクが400Nm(40.8kgm)にそれぞれアップしたことに加えて、組み合わされるトランスミッションが6速DSGから7速DSGに変更になったのが見どころである。

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さっそく走り出すと、相変わらず低回転から強力なトルク発揮する2.0 TSIだけに動き出しは軽やか。7速化されたDSGもいたってスムーズだ。一般道では、たとえば60km/hなら6速1500rpmほどで軽々と巡航し、アクセルペダルを少し踏み増したときの反応も悪くなく、扱いやすい特性に仕上がっている。

一方、アクセルペダルを思い切り踏み込むと、一瞬おくれてターボが効きはじめ、そこから強大なトルクで一気に吹け上がる感じがとてもスポーティだ。とくに3000rpmを超えたあたりからは頼もしく、マイナーチェンジ前に比べて高回転側の伸びや力強さが向上した印象である。その勢いはレッドゾーンが刻まれる6500rpmを過ぎても続き、スポーティなサウンドとともに胸のすく加速が楽しめる。

ちなみに、マイナーチェンジを機にDiscover Proには「パフォーマンスモニター」が搭載され、リアルタイムでブースト圧やエンジンパワーがチェックできるのだが、高回転側で228kW(=310ps)を示すのが確認できた。

170629-R-6.jpg
ハンドリングについては、基本的には従来どおりで、高い直進安定性を誇る一方、ワインディングロードではアンダーステアの少ない、気持ちの良い動きが楽しめる。多少の雨でも強力なトラクションを誇るのは4MOTION(=4WD)の成せるワザ。FFに比べて接地感も高く、ほとんどの場面で安心してアクセルペダルを踏んでいけるのがうれしいところだ。

乗り心地については硬めの味付けで、目地段差を超える場面ではショックを伝えてくるが、DCCをコンフォートに切り替えることで快適さは向上するし、ノーマルのままでも十分に許容できるレベルである。

他のゴルフのラゲッジスペースが380Lであるのに対し、ゴルフRは343Lと少し狭く、荷物が多いときに困ることがあるものの、そんなことを除けばほぼ万能のスポーツモデルといえるゴルフRである。

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一方、ゴルフGTIは2.0 TSIの最高出力が10psアップの230psに。これは、以前、日本で限定発売された「ゴルフGTIパフォーマンス」と同じスペックだ。DSGはこれまでどおり6速で、その加速に違いは感じられないが、心なしかアクセルペダルに対するレスポンスが鋭くなり、高回転の勢いが増したように思えた。

その走りは、ゴルフRよりも軽快かつ機敏で、パワーとグリップを重視するならゴルフR、身軽さを取るならゴルフGTIということになる。

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諸元表やプレスリリースには現れないが、ゴルフR、ゴルフGTIともに、サスペンションの動きがしなやかさを増したように感じたことも付け加えておく。

いずれにせよ、爽快な走りが楽しめるゴルフRとゴルフGTIは、標準モデル同様、このクラスのスタンダードであることに変わりはない。

(Text by S.Ubukata)


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