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【試乗記】ティグアン スポーツ&スタイル
111105-Tiguan-7.jpgフェイスリフトしたティグアンをさっそく試乗。その魅力は?




ニュースでもお知らせしたとおり、マイナーチェンジを実施したティグアンが日本に上陸した。どちらかというとコロンとした形だった旧型とは対照的に、新型のフロントマスクはとてもシャープで、うっかりすると現行のトゥアレグと見間違えてしまうほど。実際、僕も駐車場でティグアンと気づかず見過ごしてしまった。

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このように大変身を遂げたティグアン。リアも新しいデザインのテーランプ(しかもLED!)のおかげでずいぶん印象が違う。それに比べるとサイドは変わり映えせず、今回のモデルチェンジがあくまでマイナーチェンジあることを物語る。

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インテリアにもとくに新鮮さはないが、センタークラスターやエアベントまわりのパネルが落ち着いた色合いになり、また、ドアトリムにシルバーメタリックのパネルが取り付けられるなど、細かいところに高級感を高める工夫が施されている。その甲斐あって、全体的な雰囲気はなかなか上質だ。

なお、試乗車にはメーカーオプションのレザーシート(27万3000円)とディーラーオプションのSDナビ(26万2900円)/ETC(1万9740円)が装着されていた。本体価格の389万円とあわせ、締めて444万5640円!

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さっそくクルマをスタートさせると、2.0TSI+7DSGのティグアンは相変わらず軽快だ。低回転から十分なトルクがありターボラグの小さい2.0TSIエンジンは、ダイレクトにパワーを伝える7DSGとの相性が抜群で、1640kgという決して軽くないボディをストレスなく加速させる。

4000rpm半ばまでフラットなトルクを発揮する2.0TSIだけに、ふだん使う回転数なら不満を覚えることはないだろう。一方、それ以上の高回転ではゴルフGTIのエンジンのような吹け上がりの良さはないものの、以前に比べるとトルクの落ち込みが小さくなっている。今回のマイナーチェンジで9psパワーアップしている2.0TSIだが、新旧の違いはこのあたりにあるのだろうか?

一方、ティグアンの走りは、SUVとしては少し硬めのサスペンションによって、しっかりとした乗り心地を示す。おかげで、高速巡航時にはボディの上下動がよく抑えられており、落ち着いた印象だ。舗装の悪い道路などでは路面のショックを重たいタイヤが伝えてしまうが、それでも衝撃はマイルドなもので、とくに辛いわけではない。高速の直進性も高く、ステアリングを握る手に余分な力は不要である。風切り音やロードノイズもあまり気にならなかった。3年前、日本導入直後に乗ったティグアン トラック&フィールドとは隔世の感があるなぁ。

試乗中に気になったのは、これはティグアンに限ったことではなく、最近のフォルクスワーゲンに共通するのだが、ブレーキの効きが頼りないこと。もちろん、ブレーキペダルを強く踏み込めば必要な制動力は得られるのだが、とくに車両重量が重いモデルでは気になってしまう。個人的な想像では、ブレーキダストを抑えたブレーキパッドがこういった特性を生んでいるのではないかと思うのだが。それから、欲をいえばパドルシフトがあるとうれしい......。

ちなみに、燃費は、マルチファンクションインジケーターの数字で高速巡航時が13.2km/L(エアコンON)とまずまずの数字。一方、ストップ&ゴーを繰り返す街中では6〜7km/Lあたり。2.0 TSIではなく、1.4TSIだったらもう少しいいのかなぁと、つい妄想してしまう。

111105-Tiguan-8.jpgそれはともかく、日本導入から3年が経過し、見た目は一新、中身も確実に熟成が進むティグアン。比較的コンパクトなSUVがほしいという人には、安心してお勧めできる1台である。

(Text by S.Ubukata)
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