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【塩見のThink through.】いつの時代も速いワゴンは「R」だった
150519-GolfRV-02.jpgゴルフRヴァリアント登場しましたね。ハイチューンの2L直4ターボエンジンが発揮するパワーは6速DSGを介して4輪に伝えられます。きっと速いのでしょう。速いのにワゴンというべきか、それともワゴンなのに速いというべきか。

速いワゴンというのは、いうなれば仕事ができるうえにスポーツ万能だったり、イケメンのうえに料理もできたりというのと同じで、要するに二兎をゲットしちゃってるから魅力的なのでしょう。

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速いワゴンといえば、1990年代半ばにBTCCに参戦しちゃった「ボルボ850エステート」を思い出します。市販車でも「850T5-R」や「850R」など、ボルボの速いワゴンは人気がありました。

あの頃、一気に各社が速いワゴンを発売しました。ポルシェがアウディ80アバントをチューンした「RS2」というモデルもありましたし、ニッサン・ステージアにR33型スカイラインGT-Rのパワートレーンを採用した「260RS」というモデルもありました。

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速いワゴンには「R」の文字が用いられるケースが多いですね。また、考えてみると速いワゴンはたいてい4WDです。ま、これはワゴンだからというよりハイパワーなので2WD(とくにFWD)じゃトラクションが伝わらないということなのでしょう。

そして、速いワゴンの話をする際に決して忘れてはならないのが、スバル・レガシィ・ツーリングワゴンです。日本のワゴンブームの立役者にして、スポーティーワゴンの代名詞的存在。

そのレガシィ・ツーリングワゴンの事実上の後継車がレヴォーグです。レヴォーグのトップグレード、2.0GT-Sアイサイトに積まれるエンジンは、2リッター水平対向4気筒ターボとゴルフRヴァリアントに近い構成じゃないですか。

なので、ちょっと比較してみましょう。

150519-GolfRV-04.jpgゴルフRヴァリアント

エンジン:2L直4ターボ(280ps/5100-6500rpm、最大トルク38.7kgm/1800-5100rpm)/トランスミッション:6速デュアルクラッチ/駆動方式:4WD/車両重量:1560kg/JC08モード燃費:14.2km/L/価格:559万円
150519-GolfRV-01.jpgレヴォーグ2.0GT-Sアイサイト

エンジン:2L水平対向4気筒ターボ(300ps/5600rpm、最大トルク40.8kgm/2000-4800rpm)/トランスミッション:CVT/駆動方式:4WD/車両重量:1560kg/JC08モード燃費:13.2km/L/価格:367.2万円(アドバンスドセイフティパッケージ車)
どうです、似てるでしょ? 価格以外は。

パワーはほんの少しレヴォーグが上回り、燃費はほんの少しゴルフの勝ち。レヴォーグの2Lにはアイドリングストップが付かないので、その差でしょうか。車重はぴったり同じ。双方とも、カメラやミリ波レーダーを使った先進的な安全装備がほぼフルで備わっています。全車速追従機能付きのアダプティブ・クルーズ・コントロールも付きます。

ラゲッジスペースについて、レヴォーグの522Lという容積も大したものですが、ゴルフは605Lと途方もない容積を誇ります。両車とも凹凸が少なく、キャディバッグであろうとスーツケースであろうと、非常に出し入れしやすいのはさすがです。

レヴォーグの価格には23万円強のカーナビ代が含まれていないとはいえ、両車の192万円弱という価格差は小さくありません。ただ、一方が輸入車でもう一方が国産車だから......という前時代的な理由ではなく、主にインテリアの素材と細かい装備の違いが理由じゃないかと思います。ゴルフRヴァリアントのインテリアは、レザーや加飾パーツの質感がレヴォーグのそれよりも2ランク上(僕調べ)。とはいえ、レヴォーグのほうがコストパフォーマンスの高いのは確かです。

ステーションワゴンのブームはとっくに過ぎ去り、今ではSUVのほうが圧倒的に人気ですが、ブームを過ぎても残るワゴンは本物ということでしょう。

ゴルフRヴァリアントにせよレヴォーグにせよ、荷物満載のまま中途半端なスポーツカーを追いかけ回す楽しみが味わえます! 危ないからホントに追いかけ回しちゃダメ。あくまで心の中で「お前のその◯%✕&△※□なんかひとひねりだ!」と思うだけにしましょう。

(Text by S.Shiomi)
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